中国の四川省で起きた大地震。
想像を超えたものがニュースを通じて連日報道されています。
ミャンマーでのハリケーン被害。
こちらも深刻な状況がうかがえます。
アメリカでもハリケーンの被害が発生していますし、世界中のどこかで自然の猛威にさらされています。
阪神大震災や、スマトラ沖大地震でのTUNAMI被害があったことを改めて思い出させられました。
被害の深刻さが増すにつれ、言葉を失ってしまいます。
こうしたニュースを聞くたびに、なんとなく、天災のスケールというか被害の度合いが世界的にどんどんと大きくなっているような気がするのは気のせいでしょうか…。
日本も地震国ですし、台風の通過もあります。
でも、日本では地震速報や津波に対する警戒情報なども含めてインフラも整備されており、また土木技術や建築技術の違い、基準なども異なります。
予め学習しているというか、備えがある程度あるわけです。
義援金や援助物資、救助隊や医療チームの派遣というサポートはもちろんですが、もっと平常時から日本の技術とか教育とか万が一の事態の時の被害を最小限に留めるための国際貢献をもっと盛んにする必要があると感じています。特にアジアに向けて。
あるNPOの活動にも、
「食べ物を与えるのではなく、食べ物の作り方を教えています」というのがありましたが、まさにそれです。
今はまだまだ個人としても、企業としても大きなことを言えるほどに強くはありませんが、海外とも仕事を通じて深く関わっているマテリアルワールドにとっては、国際貢献はもはや必須条件でもあり、小さいなりに出来ることあるはず。
たとえそれがささやかな活動であっても、普段沢山の恩恵を貰っている側として、与えられた役割の一部のような気がしています。
普段は忘れがちですけれども。
大きな天災を目の当たりにすると、もし自分の身に降りかかったら…と、正直人間の無力さというか絶望感もよぎるのですが、他の動物たちとは違い、人間の知恵とか学習能力とか何かを乗り越えていくような強さも感じています。いつだって、そうやって乗り越えてきたのですから。
こんなとき、
被害に会われた方に対しては、何と言っていいのやらお見舞いの言葉もみつかりませんが、建築に携わるものの一人として、今できること、将来できること、その両方を見据えて僕もじっくり考える機会としたいと思います。
みなさんにもなにかあるかもしれません、出来ること。