繊細に、頑丈に

毎年、この時期になると「ホノルルマラソン」が話題ですが、今年も沢山の友人・知人が参加しており、とてもうらやましく感じています。
なかなか僕自身12月に休みをとってこの大会にエントリーするのは難しく、いつも国内からエールを送る側です。
今年は、マテリアルワールドもブロンズサポーターとして応援している車いすアスリートの『副島正純選手』が見事優勝されました!
おめでとうございます。

2位以下に11分もの大差をつけての優勝です。
ロンドンオリンピックでも現地で応援していましたが、車いすマラソンはゴール前の混戦で僅か1秒の差で決着がつくほど過酷なレースなので、いかにこの大差が驚異的かがわかります。
今回で3年ぶり、通算7度目の優勝。
って、どんだけ!っていうくらい強いですよね。
同年代でもまだまだパワー全開で頑張る副島さんにいつも沢山のエネルギーをもらっています。
優勝おめでとうございます&いつも勇気をありがとうございます!
今日はそんなうれしいニュースとともに、
マテリアルワールドの手がけたシエナスタイルから、アイアンの門扉のご紹介です。

先日、完成したばかりですが、構想から1年以上の時間がかかっています。



非常に繊細でスタイリッシュなデザインが特徴的です。
それでいてアイアンの重厚さも兼ね備えており、オートヒンジに電気錠を装備し、セキュリティー面もバッチリです。
非常に軽く見えますが、扉1枚だけでも70?以上はあるんです。
ロートアイアンといっても、今では本当にこうした幾何学的なデザインの依頼が増えました。
シンプルモダンな建築本体、コンクリート打ち放しのゲートフレームにもマッチしたデザインにまとまっています。
こうした1点モノを製作するには、門扉本体のつくり、ディテールもさることながら、建築工事や電気工事などとの絡みも含めて、すべての面で段取りが重要ですが、今回チームワークがとても良く機能したプロジェクトだったと思います。このプロジェクトに関わる全ての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
僕自身は、あくまでクライアントの意向を汲み取りながら、現場サイドと製造サイドを橋渡しする役目でしかありませんが、それでもこうした1点モノになればばるほど、その役割が重要になってくると実感しています。
ここでは、どちらかというと建築資材のバイヤーというよりも、一級建築士、一級建築施工管理技士としての僕の知識・経験をフル活用する仕事です。
大変ですが、充実感もあり、何より楽しい仕事です。
またこうして一つ、世界に一つだけのオリジナルが生まれたこと、とてもうれしく感じています。

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