“なんとなく”というセンサーに正直に

世の中には数値化できるもの、ロジカルに言葉で説明できるもの、白黒ハッキリ区別のできるものがあります。
理系出身の僕は、比較的数学的に説明できることが好きです。
でも、
その一方で、漠然とした、モヤモヤとした、なんだかハッキリしないこと、世の中にはとても多いです。
むしろ、そっちの方が多いかもしれませんよね。
言葉で書くと、後者はなんだかネガティブに聞こえてしまうかもしれませんが、僕の中では、アートや芸術と言われる分野は総じてこっちに入ると思います。
好きな音楽のことを考えた時、その理由を、楽譜を取り出して、技術的に、数学的に説明する人はいないはずです。絵画や彫刻や建築だって、図面や教科書を取り出して、その良さを説明する人はなく、あくまで直感的に、感覚的に感じるものだと思います。
その感覚を言葉に置き換えるなら、「なんとなく」という表現が一つあると思います。
なんとなく、好き
なんとなく、気になる
なんとなく、違う
なんとなく、忘れられない
もしかしたら、人間だけが持っているこの微妙なアンテナ感覚こそ、大切にすべき感性なのかもしれないと最近考えています。
「なんとなく…」
この感覚は人それぞれですが、全てのことに対して、僕は自分のこの感覚を信じて、もっと自分の直感に正直に生きて行こうと思います。
政治とか選挙のコト
仕事や業界のコト
建築やプロダクトのコト
対人関係のコト
全てのことに関して、無関心をやめて、
それ違くない?!  とか  それ凄くイイと思う!
そんなことをもっと表現したいと思います。
その感覚がもし他のみんなとずれていても、自分に正直に。
限られた命の時間、もっと自分の感性をフル稼働させていきたいと思います。
ちょっとニュアンスは違いますが、先日見たアニメ映画にあった言葉が印象に残っています。
Unless someone like you cares a whole awful lot,
nothing is going to get better. it’s not.
Dr. Seuss.

君のような誰かが、この事態をなんとかしない限り、何も良くなりはしない。決して…
「なんとなく」、今の自分に向けられた言葉のような気がして、ハッとさせられました。

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