“自由”って一番ムズカシイ!

今日は大好きな尾崎豊の曲を聞きながら、このブログを書いています。
尾崎が歌い続けた十代の心の叫びは、今もなお僕の中では心の琴線にふれるパワーを持ち続けています。
 
♪ 自由になりたくないかい
   熱くなりたくはないかい
    自由っていったいなんだい
     どうすりゃ自由になるかい
  
      自由っていったいなんだい
       君は思う様にいきているかい ♪
僕が独立起業したのも、様々な事から自由になりたかったから、というモチベーションも当然ながら含まれています。
でも、その自由と引きかえに、重大な責任と、様々な不自由も背負い込んだのも事実です。
むしろ、今はその不自由さの方が圧倒的に大きく、まだまだ自分が思い描いたところには程遠い場所にいます。
今日、倒産110番「八起会」の会長、野口誠一さんのセミナーを聞き、笑いの中にも、容赦ないその厳しい現実の世界を突き付けられ、改めて経営者たるものの社会的責任の重さを痛感しました。
絶対に倒産という不幸な状態にはしてはいけないし、そうならないために、学び続け、行動し続け、ずっと成長し続けなくてはならない。
社長とか、経営者って、自由に見えたけど、ラクじゃない。
でも、悪いコトばかりじゃないですけどね。
自由って、実は誰よりも一番厳しく自分を律することが出来る人でないと、その本当の素晴らしさを謳歌できない、最近はそんな風に感じられるようになりました。
“自由”の難しさは経営論だけでなく、身の回りのすべてに言えると思います。
建築も、様々な規制やルール、条件の中でつくられていきます。
建蔽率、容積率というような法律、建築費用、工期など、その制約は多岐に渡ります。
でも、もし何もかも自由だったら…
真っ白なキャンバスに好きなモノを無制限に表現していい、でも最高のモノを!と言われる方が実はすごく難しいのではないかと思うのです。
なんだか哲学じみた前置きになってしまいましたが、
今日のこの“自由”つながりで、ご紹介したいマテリアルワールドの事例があるのです。
先日完成した物件から『シエナスタイル』です。
個人住宅(一部賃貸)の門扉、階段手摺、面格子、表札などをアイアンとアルミで製作させて頂きました。
今回も非常に建物の中で重要な部分を担当させて頂きました。
設計は、プロスタイルデザインさんによるものです。
関係者のみなさま、今回はこのような光栄な機会を頂き、本当にありがとうございました。
プロスタイルデザインさんは常時進行中のプロジェクトを多数持たれ、そのどれもがデザイン性に富み、魅力的なものばかりです。
建築業界は厳しいと言われ続けている中で、沢山のプロジェクトを実現化させて、ずっとトップランナーとして走り続けられているのは、その魅力が沢山の人を引き付けているからに他ならないと思います。
「全ての矢印が内向きに作用している」まさにブランド力を感じます。



門扉や手摺はアイアンですが、面格子はアルミです。
メンテナンスや施工性のことを考慮してのことです。
1つの物件で、用途や要望に応じてこうした使い分けができるのもマテリアルワールドならではの自慢のポイントです。
当然ですがテイストは合わせていますので、言わなかったら誰にも気づかれません。もちろん建築士だろうと、絶対にそれを言い当てることはできないレベルで仕上げています。
実は、この物件の螺旋(らせん)階段手摺は、過去のマテリアルワールドの中でも最も難しいアイテムの一つでした!
階段手摺というのは角度(勾配)があるので、製作精度の高さが要求されます。直線であっても難しいのです。
また、螺旋階段は、そこに曲がりが加わるので加工が複雑になり、3次元で設計・製作を解いていくことになります。
内側の手摺と外側の手摺ではそのねじれ方も全く異なります。
そして、さらに!!
この螺旋の曲率が一定でなく、自由曲線の円弧であれば、階段の1段1段に合わせてその曲げを一致させていかなくてはならず、究極に難しくなるのです。
今回は、まさにその一番難しい自由曲線によりデザインされた螺旋階段だったのです。
階段製作は鉄骨業者さんに手によるものなので、それにピッタリと合わせなくてはなりません。
何度も何度も図面を書いて検証し、現場の採寸を繰り返し、製作に入りました。そして、最後は経験豊富な職人さんの手によって現場での微調整となります。
製作も難易度が高いのですが、取り付け工事の難易度も高く、誰でも出来るというモノではありません。
マテリアルワールドでは、幸い経験豊富で高い技量を誇る、まさにこの道のプロのサポートをもらっていることもあり、この難しい施工も素晴らしい形で納めて頂くことが出来ました。
武田さん、ありがとうございます!
今日は珍しく、その施工途中の様子も少しだけ。

最も曲率が厳しい2階の手摺との接合部。


上に行くほど曲がりがきつく変化しています。
出来上がりの様子は、こちらでも見てみてください!
とっても楽しいPSDさんのブログです。
『自由って実は一番難しい』、でも『自由って魅力的』
次回同様の話があったら、もうやりたくないような、クセになりそうな…、そんな心境です。(笑)

 

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