白の世界が持つ魅力

「ロートアイアン」というと、黒いフェンスやゲートというイメージを思い浮かべることが多いと思います。
実際、ロートアイアンは圧倒的に黒の仕上げが一般的です。
マテリアルワールドでは、他と違うということを一つの重要な立ち位置として捉えています。ですので、変わったことが好きであり、得意としています。
シルバー、ブロンズ、ブラウン、など過去にもロートアイアンで黒以外の仕上げをしていますが、今回は白い塗装をさせて頂きました。
白い塗装は、その商品によらず、様々な色の中でも実は最高レベルの難易度ではないかと思います。
例えば、リビングルームにおいて、壁紙の白、スイッチプレートの白、インターホン親機の白、エアコンのリモコンの白、これらが一堂に並ぶ場所で、微妙に異なる白の違いほど見苦しいものはありません。
白といっても、商品やメーカーによってかなり色合いが異なるからです。
さらには、少しの汚れも目立ちやすく、外部であれば紫外線による塗装の変色、金物であれば錆の発生においても目立ちやすいという問題があります。
そういう問題もすべて念頭においたうえで、今回白塗装を実施させて頂きました。
結果として、かなり大変でした。(苦笑)
細かい傷の補修、もらい錆の発生とその処理、他の部材との色味調整など、改めて白塗装のむずかしさを改めて痛感しています。
今後も継続したメンテナンスは必須です。
(もちろん黒塗装でもそれは同じですが)
でも、それらの過程を乗り越えて、白いからこそ表現できる素敵な外構デザインが実現できたことも事実です。






クライアントの方の想い入れ、またそれを実現しようとするデザイナーの熱い姿勢、それらに感化されるようにして今回完成した門扉・フェンス。
白いバラをモチーフにしたデザインは、清潔感のある、やさしさに満ちた世界観が表現できたのではないかと思います。
どうしても住宅業界においては、クレームをさけるために自然素材が敬遠されたり、汚れが目立ちやすい真っ白なものが敬遠されたり、経年変化するものをきらう傾向にありますが、マテリアルワールドでは今後も自然素材の持つ素晴らしさ、あるいは経年変化による素材の変化すらも楽しめるように、デザイナーと協調して素材の提案していきたいと思っています。
それをリスクと捉えるのか、本物の故の証と捉えるのか、日本の建築をもっと豊かなものにしていくために、そこにチャレンジしていきたいと考えています。

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