先週末の節分は豆まきをされたり、恵方巻きを食べたりと何かされましたか?
僕はあいにく仕事の関係で不在だったこともあり、家では出来なかったのですが、毎年年齢の数だけ食べてるあの豆と恵方巻きを食べなくて済んだので良かったです。
どちらも正直苦手です…。
そして今度はもうすぐバレンタインデーがやってきます。
コンビニやスーパーの売り場もガラっと模様替えしてすっかりバレンタイン一色。
いやはや、食品業界さんは大変ですね。
バレンタインと言えば本命は手作りチョコ。
我が家の娘たちも準備万端です。
板チョコを溶かして固めなおしただけ、というと女性のみなさんに怒られそうですが、やはり既製品のチョコをもらうよりは、もらう方はメチャクチャうれしいものです。
ハンドメイド、手作りというキーワードは圧倒的なパワーを持っています!
話がそれますが、
最近はおにぎり屋さんもいろいろありますけど、「手作りおにぎり!」なんて宣伝フレーズを目にすると、そもそもおにぎりって手で握るから“おにぎり”なわけで、手作りが差別化ポイントになってしまうなんておかしな現象だなと思ったりします。
でもコンビニのおにぎりが普及した今では、それすら価値のあるものになっているということ。
話がずれましたが、実はそんなことが建築資材の業界にもあります。
『手作り』つながりで、今日はシエナスタイルのご紹介です。
新築住宅のアルミ製のオリジナルデザイン門扉を製作させて頂きました。
そもそもマテリアルワールドのシエナスタイルは金型などを使って大量生産するようなものではないので、すべて1点1点の手作りなのですが、今回の案件ではさらに手作りの技が加えられています。
アルミ部材の表面を「ハンマートーン」と呼ばれる、表面を叩いてテクスチャーをつける加工が全面的に施されています。
いわゆる鍛冶屋さん仕事です。
このハンマートーンですが、一般的には鉄の部材に対して行いますが、アルミ部材にハンマートーンのテクスチャーを入れるということは非常に稀です。
そもそもアルミが少数派にあって、さらにそこに手作業でハンマートーンを入れているところはまずありません。あったとしても、それらはほぼ機械によって加工されています。
コンビニのおにぎり同様に、“ハンマートーン”といいながら、職人の手作業によるものではなく、予め機械的にテクスチャーを入れたものが多数流通しています。いわゆる有名メーカーの門扉などはすべてそうした機械生産によるものです。
それがダメということではなく、大量生産ゆえの手法です。
でも、表現としてハンマートーンというのはいかがなものなのか?
正しくは「マシーントーン」だと思いますが、そんな表現をしているメーカーさんはどこにも見当たりません。
一方で、職人技による手加工の生み出す独特の表情はオンリーワンであり、なんとも言えない素晴らしさがあります。
どの程度のバランスで叩いてくのか、それらは図面には図示しきれないものであり、実物を見ながら決めていくしかありません。左官屋さんが塗り壁を仕上げるように、最後はその職人さんの技量やセンスによってしまう部分が多いのです。
今ではどの業界でも「手作り」品は付加価値が高く、価格も高くなっています。
職人、マイスターと呼べるような人材がいないこと、作業そのものに手間がかかること、つくれる量に限りがあることなどが主な要因ですが、マテリアルワールドではそれを極力抑えるために様々な工夫をしています。
少しでも多くの人に、手作りの素晴らしさを届けたい、そんな想いからです。
歴史的にみても、アルミ製のこうした商品が生まれてからまだ日が浅く、これからの商材です。商品として改善すべきところも多々あり、現在進行中といったところです。
だからこそ、商品としての伸びシロもあり、僕自身もワクワクしながら取り組んでいます。
既製品では満足できない、オリジナルなデザインが欲しい、差別化を図りたい、そんなご要望のある方は、ぜひマテリアルワールドのシエナスタイル、チェックしてみてください。門扉、フェンス、手摺、パネル、妻飾り、花台、その他ご相談に応じていろいろお手伝いできると思います。