サンタフェクラシック

今日は「木」の代表として、マテリアルワールドのオススメ第4弾、サンタフェクラシックをご紹介します。

無垢材の木製ドアをつくらせたら世界でもトップクラスのアリゾナのドアメーカーの製品です。「サンタフェクラシック」というネーミングにあるように、クラシックスタイルのドアの風合いを見事に再現しており、アメリカでもセレブ御用達のドアなのです。

かれこれ8年半のログハウスメーカーの経験で、世界各国を回って木製ドアも沢山の工場を見てきました。今でも建具メーカーには足を運びますが、今だに一番のクオリティーだと思っています。
無垢材というのは本当に厄介でして、特にその「乾燥」が究極のテーマでもあるのです。木を乾かすのって大変なの?という方もいるかも知れませんが、大変です!(笑)
ただ乾かすのでなく、木材を強制的に乾燥させる工程において、
1 割れないように
2 ネジレないように
3 反らないように
4 曲がらないように
これらを出来るだけ実現させながら乾燥させていくのです。これは全ての木材に携わる工場や企業の永遠の挑戦事項かもしれません。
昔は丸太は伐採後、1年〜2年くらいかけて川などに長いこと漬けて、その後自然乾燥により乾かすことで木材の持つ「クセ」を取り除き使っていたのですが、現在ではそのような工程を経て製品化していては、とてつもなく高価なものなってしまいます。
ですから、乾燥炉で強制的に乾かしていく訳ですが、これが難しい。
その難しい乾燥工程を克服し、高いレベルで製品化しているのです。

木材というのはある意味「生きて」います。ですから、無垢材の場合、製品になっても動こうとしますし、変形しようとします。木材強度が最も強くなるのって、樹齢100年の木だと伐採してからなんと200年後!だって知ってました?ですから、この生きた木を本当に上手に製品化しないと役に立たなくなってしまう訳です。家具やドアが変形したら、使いものになりませんよね。特に日本では高温多湿で四季の変化もあるので、木製品を変形させずに品質を維持するのは非常に難しい環境なのです。
写真と言葉だけでは伝えきれない「風合い」と「風格」を兼ね備えたドア。
そこにはクラフトマンシップがぎっしりと詰まっているのです。アリゾナの気候の厳しい砂漠地帯で製造しているから、これだけのクオリティーが実現しているのかもしれません。

ちなみに、アリゾナの夏、ゴルフは夜明け前くらいでないと出来ません。昼間やったら暑くて死んじゃいます。(笑)「サンドゴルフ」という砂漠でやるゴルフもあるそうです。サボテンも沢山。しばらく行ってませんが、近いうちにまた、真っ青な空の下でコツコツと手作業を重ねている素敵な職人達に会いに行こうと思っています。

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