プロが惚れ込むプロの技

昨日の七夕はどんな夜を過ごされましたか?
今年僕は、2回お願い事を書きました。
一回目は先日訪問した上海にて、ANAカウンターにあった七夕飾りに。

(中国では珍しいのか、みなさん写真をとられていました)
そして2回目は我が家のベランダの飾りに。
でも、今朝みたら短冊が無くなっていました。
「おり姫とひこ星が持っていったのかもね。願い事叶うかも。」と娘たち。
そんな子供の笑顔をみて、すでに僕の願い事がかなっていました。(笑)

(写真は娘の保育所にて)
さて、今日は素敵な物件をご紹介します。
(いつもにも増して、かなり長文です!)
先日、「東京ジャケット」を採用して頂いた住宅物件をみせて頂く機会がありました。
非常にコストコントロールの利いた設計でありながら、一度見たら忘れることが出来ないほどに魅力が詰まった住宅です。
どの部位を見ても、非常に深く考え抜かれた形・寸法・納まり、仕上げなどは、個別の検討背景や具体的解決手法を織り交ぜながら、本が一冊かけるほど、本当にすごい完成度です。
僕も将来、自宅の設計をお願いしたいと思うほど、感性を強烈に刺激されました。
設計士さんは、松崎宏二さんです。
これまで著名な大型物件を多数手掛けてこられた松崎さんですが、その豊富な経験のみならず、設計士としての確固たるポリシーを持ち、ひとつ一つのエレメントを大切につくり上げている設計スタイルは、まさにプロの仕事ぶりです。
妥協とか、手抜きとか、そうしたことを微塵も感じさせません。


住宅地密集地に立つその物件は、プライバシーを確保するということで、必要最低限な部位以外に「窓」がありません!独特のルックスです。
また外壁の板金の割り付けも完璧です。原板サイズからの切り出しを考慮したモジュールで、どこにも中途半端なサイズのところがないのです。コーナー部の巧みな処理も見事です。


外観からは想像もつきませんが、大きく設けた天窓により、一般的な建物よりも数段明るい室内。
お邪魔させてもらった当日も、どんよりした一日でしたが、その明るさは驚きでした!
天窓の光を1階まで届ける工夫として、2階の床には一部強化ガラスが採用されています。




また、クライアントさんのセンスもとても高く、珍しくてとても美しい壁紙などはお客様が自ら調べられたものだそうです。その情報収集力には脱帽です。
そして運良く?!、「東京ジャケット」もそのアイテムの一つとしてみつけて頂くことが出来ました。(笑)

寝室にあるブックシェルフは縦に割り付けた板張り目地に稼働棚受けレール(通称:ガチャ柱)を設置してあり、自由に高さなどを変えることが出来るようになっています。
壁面に一体化されたデザインは、これだけでも意匠登録出来そうな素晴らしいアイデアです。


階段の踊り場は大きな1枚板で見事に造られています。
さらに、折り返し階段の段板が1段ずれていることで、手摺との関係で違和感なく昇り降りが出来るという人間工学すらも考え抜かれています。
そもそも、「東京ジャケット」を見に行ったのですが、そんなことはどうでもよくなってしまい(苦笑)、すっかり物件の魅力にとりつかれてしまいました。
他にも設備のメンテナンス性を考慮した集中配置や、天窓部分を2重構造にして、夏は熱せられた空気を外に出し、冬はそれを室内に開放して暖房の補助として利用する。意匠のみならず、そんなパッシブな設備設計も織り込まれているのです。




東京ジャケットがこんなにも素敵な物件でお使い頂けることを本当にうれしく、また誇りに思います。日本の建築に素敵なアクセントをつけたい…、そんな創業からの想いがひとつの現実となったようで、感無量です。
七夕の願いごとが、ここでも叶ったようです。(笑)
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Smile & Thanks 2009
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