ブルックリンランドリールがイタリアのデザイン賞 A’ Design Award の金賞を受賞しましたが、この度、その授賞式に参加してきました。
場所は、イタリアの有名なリゾート地、コモ湖です。
スターウォーズファンの方なら、撮影に使われた場所として有名ですのでご存知かもしれません。
会場となったコモ劇場は普段入ることすらないような荘厳な会場でした。
世界中から各分野で受賞されたデザイナーの方々が一堂に会するまたとない機会で、沢山の刺激を頂きました。
日本のデザイナーの方もチラホラと拝見しましたが、圧倒的に中国系の若手デザイナーの方が目立ったように思います。
壇上に呼ばれた時は、とても身の引き締まる想いでした。
本来であれば、受賞スピーチもする予定だったのですが、そこはルーズなイタリア。
時間も押せ押せで、僕が壇上に呼ばれる当初の予定時間から3時間近くも遅れ、スピーチはお預けでした。
結構事前に英語のスピーチを練習したんですけどね。(笑)
服装も厳格にブラックタイの指定でしたので、結婚式の時以来、あるいはそれ以上⁉に気合を入れて臨みました。
後ろの少年すら、バッチリ決まっています。
僕は、デザインが本業ではありませんが、建築やプロダクトにたずさわるものとしてより深くデザインに対して向き合っていこうという強い想いをあらたにしました。 ブルックリンランドリールはコンパクトでシンプルな為、きらびやかな意匠性とは真逆の削ぎ落とされたデザインです。使わない時はなるべく空間で目立たないようにその存在を消さなくてはならないというデザインアプローチです。また商品が持っているいくつもの利便性・特性を理解して初めて商品全体の価値が伝わるものであり、かつそれが部屋干しという日本独特の習慣に基づくプロダクトである事から海外においてどのような評価となるか全くの未知数でした。今回、金賞という上位数パーセントだけに与えられる結果は正直予想外でした。それだけ厳正に、各審査員の方々がこの商品の持つ様々特性や機能、特徴も踏まえて、プロダクトとしての完成度、デザイン性を評価して頂けたことが何よりもうれしく、大変光栄です。
この賞に恥じないように、改めて精進していきたいと思います。
そして、世界トップレベルのデザイン賞で認められたブルックリンランドリールの素晴らしさを少しでも多くの方に届けていきたいと思います。
ありがとうございました。