北海道より寒い東京の住宅

今年も早くも1回目の3連休!
お正月休みでゆっくりしたはずが、またここへ来て3連休。
なんだかうれしいのやら、生活リズムが乱れて困惑するやらです。(笑)
さて、
今日は「ガラスの断熱性能」について感じていることを書きたいと思います。
みなさんは、自分の家の窓ガラス(サッシ)の性能がどんなものかご存じですか?
ガラスは1枚ですか?2枚ですか?3枚ですか?
ガラスに何かシールは貼ってあったりしますか?
この時期、結露はどれくらい発生していますか?
おそらく、一般の方でこのガラス、あるいはサッシのことを理解している人は少ないと思います。
自由設計で新築を建てる方以外、すでに設置されているものを受け入れるしかないからです。
となると、建物を設計する側の責任が重大になるのですが、日本の大多数の建物はまだまだ窓ガラスの断熱性能に対する意識が低いと思います。
日本で一番寒いところといえば北海道。
積雪量も気温も東京地方の比ではありません。
普通に考えたら、東京地方の方が冬でも家の中は暖かくあるべきですが、実際のところ東京(一般地域)の家の方がずっと寒いです!
妻は北海道の出身ですが、北海道からくる来客が口を揃えて言うのだから間違いありません。
また、僕はカナダにも住んでいましたが、カナダも同様。
外はめちゃくちゃ寒いのですが、室内はとても暖かいのです。
カナダでは木造住宅のアパートで、暖房と言えば窓下の電熱器しかない家でしたが、冬でも家の中はポカポカです。
現在の鉄筋コンクリート造のマンションの方がずっと寒いです!(笑)
一言で言ってしまえば、断熱性能の違いなのですが、その中でも窓ガラスの断熱性能は極端に低いです。
北海道では2重サッシは当たり前ですし、玄関も2重になっていたりします。
一方、埼玉県の我が家の例で言えば窓ガラスは薄いものが1枚。
ごく普通の窓ガラスで、悪いことに上に換気口までついているので、そこだけ極端に気密性が低く、毎日結露でビッチョリです。
それでも、築年数ではまだ10年も経っていない築浅のマンションですよ。
最近では分譲物件ではペアガラス標準のマンションや戸建分譲も出てきていますが、北海道や東北地方、北陸地方を除いてはまだまだこの1枚ガラス(シングルガラス)はけっこう主流だったりします。
特に賃貸物件などグレードを抑えた物件では多いです。
僕が思うには、ペアガラスでも不十分で、そこに「LOW-E(ローイー)コーティング」をしてあるもの、さらに、2層の間の空気が乾燥空気でなく「アルゴンガス」を封入してあるものを使うべきだと思っています。
テクニカルなことは省略しますが、簡単に言うと断熱性の優れたものです。
これは冬季の断熱性能もさることながら、夏季の熱も通しにくい仕様になっています。
断熱性能が高いということは、夏も冬も冷暖房器具を沢山使わなくて良くなり、エネルギー消費も抑えられます。
また、冬季の窓廻りは結露の発生も軽減し、カビの発生から健康を害したり、建物そのものを傷めてしまうリスクも軽減します。
昔の日本の建物は、家全体の気密性が低く、自然換気量が十分とれていましたので、室内の気温は外気との差も小さくありました。
夏はヨシズ、扇風機や風鈴でしのぎ、冬はコタツやストーブ、湯たんぽなど局所的なものが主流だったはずです。
ところが、現在では建物の気密性だけはどんどんと高くなり、エアコンの一般化に伴い、室内の気温設定も昔とは大分違ってきています。
本来、気密性の向上と同時に窓ガラスの断熱性能も向上しなくてはならないのに、そこだけはコストのこともあってか、不釣り合いな状況になっているのではないかと思うのです。
もうそろそろ関東地方より西側の地域であっても、ガラスの断熱性能について真剣に考えるべきだと思っています。
今となっては、シングルガラスなど全ての地域で廃止するくらいの思い切った行動をしてもいいと思います。
もちろんイニシャルコストは高くつきます。
出来れば、国も補助金を出すとか、ローンの金利を優遇するとか、奨励してくれるといいのですが・・・。
消費エネルギーを削減できると思えば十分検討の余地はあると思います。
時代は21世紀!という響きすら恥ずかしい2009年。
北海道より東京の住宅の方が寒いっていう現実、何とかしませんか?

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