僕は今建築の仕事をしている訳ですが、
それを抜きにしても、学生の頃から建築、絵画、プロダクト、家具、彫刻、ファッション、車、あるいは音楽なども含めて「デザイン」とか「アート」と言われる分野に興味があって、広く浅くですが、それなりに触れてきたように思います。
ところが、
今まで、「生け花」には全く興味がありませんでした。
僕の中では「女性」がたしなむもの、非常に難解で難しいもの、堅苦しく礼儀作法が重んじられるもの、という程度の勝手な思い込みと偏見しかありませんでした。(スミマセン)
先日、友人が生け花の作品を展示会に出すということで、招待状をもらったので、人生初の生け花の展示会を経験してきました。
実はその友人が生け花をしていることすら知らなかったので、見てみたいと思ったのがきっかけです。
場所は日本橋高島屋。
おばちゃんたち(失礼!)で猛烈にごった返す中、草月流の作品に初めて触れて、ノックダウンされてしまいました!
もちろん、おばちゃんたちにでなく、作品の素晴らしさに。(笑)
ご存じの方にとっては当然のことなのかも知れませんが、まったく知識を持たずに行ったので、「草月流」の生け花というものがこれほどまでに自由で、楽しくて、アートな世界なんだということを初めて知り、とても感動しました。
「これって生け花なの?!」という愚問すら途中から忘れてしまうほど、想像力を遥かに超えた作品の連続で、気がつけば200枚以上写真を撮っていました。
沢山紹介したいのですが、抜粋してご紹介します。
どうでしょう?面白いですよね?
もちろんこれは展示会なので、普段は基礎を学ばれているのだと思うのですが、子供の情操教育には最適ではないかと思いました。
というか僕自身もやってみたいくらいです。
あと、華道家としての「別名」を持てるのもいいですよね。
建築の世界では別名で仕事をするというのはあまり聞きません。
僕にとっては2008年で一番の収穫だったかもしれません。
草月流恐るべしです。(笑)