マテリアルワールドの原点

最近、「マテリアルワールド」のレゾンデートル(存在意義)とかマテリアルワールド“らしさ”ってなんだろうと、改めて考えさせれている今日この頃です。
お陰様で沢山の方の応援、サポート、ご依頼を頂きながらマテリアルワールドも少しずつ成長させて頂いており、感謝の毎日です。
そうやってみなさんから少しずつご指名を頂けるようになった今だからこそ、改めてマテリアルワールドのいるべき場所、あり続ける姿を見つめ直す必要があると感じています。
「他の誰でもなく、マテリアルワールドじゃなきゃ!」って言ってもらえるように、とことん好きを極めたい…。
これまでもいろいろな形で情報発信はしてきているのですが、マテリアルワールドのやりたいこと、成りたい姿、ちょっと考えてみました。
1.業界の中の悪しき慣習(談合、偽装、手抜き、違法行為等)やコスト最優先の“魂の入っていない模造品”の横行に対するアンチテーゼであり続けたい。
2.業界の“おいてけぼり”、“迷子”、“ニッチ”と言われるアイテムにもデザインという魅力を吹き込みたい。(特に設備系のアイテム)
3.泥臭い業界にあって、いつもおしゃれで、楽しくて、マテリアルワールドの存在自体がカッコイイものでありたい。
4.いつまでも「やんちゃ!」であり、「出過ぎた杭」となって、業界の異端児、革命児、それでいて“お茶目”な存在でありたい。
5.フットワーク軽く、ネットワーク広く、いつでも世界に飛び出して、新しいもの、面白いものに沢山触れていたい。
6.判断の基準は常に「好きかどうか?」でありたい。
7.「常識」とか「慣習」を否定する勇気を持っていたい。
8.『ほんもの』を大切にしたい。
などなどがあります。
こうやって整理してみると、もうお分かりですね?(笑)
そうです、マテリアルワールドって単なる建築資材商社じゃありません。
常に何かメッセージを持っていたいですし、ポリシーとか、魂とか、熱いハートとか(笑)、ちょっとイマドキどうなの?と思うくらい情熱野郎でいたいのです。クールな路線の“ま逆”を生きていきたいと思うのです。
マテリアルワールドが本当にお届けするのは、商品そのものではなく、そこに込められたメッセージだと思ってください。(笑)
ちょうど今、上野にてバウハウス・デッサウ展を開催していますが、この『バウハウス』の精神、マテリアルワールドも目指します。
マテリアルワールド=21世紀のバウハウス!と言ったら大袈裟ですけども、それくらい高い志は忘れずにいたいと思います。
当時、芸術作品がごく限られた存在の人たちのためだけだった時に、日常の身近なアイテムにも美しいデザインを取り入れるべきとして、それまでの概念を見つめ直して、様々なプロダクトや活動を通じてデザインを普及させ現代のモダニズムを造り出したバウハウス。
大量生産型の産業が定着し、ヒトラーが支配していた当時、政治的な弾圧をうけながらも、短くも濃い活動がもたらした功績はあまりにも凄い。
100年近くも前のクオリティーとは思えないそのデザインたち。
学生の頃にはあまりピンときていなかったのですが、今頃になってその活動の素晴らしさにリスペクトです。
きっと当時は否定的な空気が充満していたでしょうし、それでも尚活動を突き動かしたエネルギーの根源はどこにあったのか?
たぶん、それは先に挙げたマテリアルワールドとしてのやりたいことにそう遠くないはずです。
つまり、「やりたかったから」「好きだから」というシンプルなもの。
恋愛同様、「好き」という情熱は誰にも止められないのです。(笑)
ヴァージン・グループの創業者リチャードブランソンさんの言葉を最後に紹介します。
「信じてもらえないかもしれないけど、私は常に自分が面白いと思う事業や好きな事業を手掛けてきた。起業家の大半が失敗する。成功するには、単なる金儲け以上の何かがなければならない。
音楽もビジネスもクリエイトする際に、自分自身か友人たちのために創るべきだ。お金を目的としてビジネスをしても、そうは問屋がおろさない。
ハートから出たものじゃないと、なかなかうまくいかないと思う。」

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