春は天然色のシーズン

春真っ盛りです。
春って子供の頃からなんとなく季節の始まりがハッキリしないと思っています。「今日から春だね」っていう区切りの時ってなかなか見分けがつきませんよね?今年はいつから春だったでしょう?!
そんな僕の疑問はさておき、春はやっぱり草木がきれいです。
冬はイルミネーションが街をカラフルに彩る時期ですが、春は自然の花々や草木が様々の春色の天然色で心を和ませてくれます。
「色」に関するテーマで今までも時折触れたことがありますが、自然の持つ色にはかなわないな、と強く感じるのがこの季節です。
どんなに優れた塗装技術をしても、プリント技術をしても、みずみずしい植物の持つ命の色、また朽ちてゆく変化の過程も含めて、うまく言葉では説明できないのですが、圧倒的な違いがあります。
建築をカラフルにするのではなく、究極にシンプルな建築(キャンバス)と、そこに描く絵のように借景を生かした外構やインテリアグリーンを配するという方法が「自然の色」を楽しむという意味では一番いい方法なのかも知れません。
美術館の展示室が、その存在そのものを主張しては作品が引き立たないというのと同じような意味合いです。
ただ、どこでもそうしたことができる「場所」があるわけでなく、むしろそんな立地条件の良い場所の方が少ないわけで、だからこそ人間の知恵がフルに働いて、限られた条件の中で造形的に、色彩的に、魅力ある空間を作り出していく、その繰り返しにより今の建築とそこに使う資材があるように思えます。
余談ですけども、
最近では某漫画家の家の色を巡って話題になっていますが、建築というのは2面性があって、その器を通じてそこに営む人間が独立的・個別的な要求を満足するだけでなく、建物そのものが他に対して景観の一部となり、ずっとそこにあり続けるという点で、地域や社会にとっても多大な影響を与えるという側面があります。
つまりクライアントに満足度が高い建物が必ずしも近隣や地域的に歓迎されるということと一致しないということになります。
だからこそ、都市計画とか景観条例ということにより、俯瞰した立場での街づくりのルールとかが必要になってくるんですね。
なんだか話が脱線してしまいました。
みなさんも短い春の様々な色を見つけて楽しんでみてください。
良い週末を!!



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