百聞は一見にしかず

お盆休みも終わり、夏休みも後半戦。

このブログも更新ままならず、夏バテ気味です・・・。

 

今年は各地で豪雨の災害、本当に甚大です。被害にあわれた方に心からお見舞い申し上げます。

残念ですが、本当に日本周辺の気候は亜熱帯気候に変わってしまったんだろうなと思います。

 

僕は、お盆休み中、インドネシアに出張していました。

インドネシアは赤道直下で、冬は無く、日本より暑くて当然な場所のはずですが、正直東京よりも快適でした。

暑いけれど、湿度が低いからです。また、暑いといっても、40度近くにはなりません。

 

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景色だけを見ていると、本当にいいところなのですが、仕事の面では問題も多く、毎度毎度本当にストレスフルな出張です。

 

マテリアルワールドでは、アジアを中心にいろいろな国と取引したり、情報交換したり、業務をしていますが、どの国であっても、日本ほどきめ細かいサービス、対応力、応用力、機転が利くところは世界中どこにもありません。

我々はもっとそのことを自負していいと思います。日本のサービス力を持ってすれば、海外に出て、どんな業種のどんな外資にも負けないはずです。

 

ところが、実際はそうはならないのは、やはりその国の人たちが従業員であり、どんなマニュアルがあろうと、根底の部分では感覚の違いがあるからです。

悪気はなくとも、こちらの要求レベルとは違った目線、感覚で作業してしまう、以前の約束をすぐに忘れてしまう、スタッフが入れ替わるとすぐに業務の質に影響してしまう、そんなことの繰り返しです。(苦笑)

 

もうつき合って8年にもなるというのに、どうして僕が出荷前検査に出向かなくてはならないのか?

時々途方に暮れることもありますが、行けば必ず新しい発見もあり、どんなに毎日メールや電話をやりとりしてようが、Face to Faceには適わない、百聞は一見にしかず、なところがあり、また来ようと思えるから不思議です。

 

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写真はマダガスカルウッドストーンを検品している様子です。

延々と、腰が痛くなるまで、何百平米という量をチェックしています。

彼らにとっては、何故それがダメなのか?僕のダメだしに対して、疑問だらけなところからスタートします。

あーして、こーして、こうやって、こうなると、どう思う?これとこれ、違いが分かる?的なことをコツコツとやって、価値観を共有するのが本当に大変です。

工業製品ではないので、白黒判別するのがとても難しく、理解させずに命令だけでやらせると、言われていないこと、指示されていないことはことごとくNG側になって商品になってしまいます。

日本人なら、基礎となるベースが理解出来れば、マニュアルに網羅されてなくても、きちんとカバー出来たり、協議して報連相して、どんどんレベルアップするということも普通ですが、なかなかどうして、海外では総じてそうはならないのです。(もちろん、そうじゃない場合もあるとは思いますが…)

 

マテリアルワールドの扱うアイテムは、自然素材ではあるけれど、皆さんの見えないところでこうして地味に品質管理をしています。

世界一品質にうるさい日本の皆さんのために、日々奮闘しています。(笑)

 

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