マテリアルワールドのオフィスがある赤坂はTBSや博報堂などが近くにある関係で、“業界系”の方が沢山おられます。
マテリアルワールドが入居しているビルも、その大半がドラマなどの制作会社だったりして、深夜でも関係なく人の出入りがあります。
時々エレベータの中やロビーでの会話から、業界用語が耳に飛び込んできます。
今日も聞こえたフレーズは、「その日はケツカッチンなんですよ」。
お尻が詰まっている、つまり次の仕事・アポがあって時間が伸ばせない時に使うようですが、“ケツカッチン”ってスゴイ!
女性でも時々使われています…。
そして、
「打ち合わせ25時から。」
一日は24時間しかないはずですが…。(笑)
そして挨拶はたとえ深夜であっても「おはようございます」。
ほんの一例ですけど、業界用語というものは面白いものです。
でも、建築関係でも、けっこう毎日のように使っている言葉の中で、「形容詞」だけを冷静に聴くと、なんだか掴みどころのない表現だったりします。
特にデザインとかクリエイティブな世界ではその傾向が強いように思います。
シンプルに、シャープな感じに、クールでエッジの利いた仕上がりで、もっととんがった印象で、やさしく、重厚感のある、ナチュラルな感じで、ラフなイメージで、やわらかく、奥行き感のある、繊細な、トゲトゲしく、ダイレクトに、温かく、ホンワカと、サラッと、クリアーに、etc.
いやいや、その表現はもはや無限大であり、ボキャブラリーの続く限りあらゆる用語によって表現されたり、形容されますよね。
建築であっても、プロダクトであっても、アートであっても、デザインに関するようなジャンルであれば、これ全部使えちゃいます。
それでもなんとなく通じるから不思議ですけど、厳密に言えばどれも数値化できないものばっかりです。
さて、そんな前置きはさておき、
最近の物件から『トスカーナウェイ』の事例をご紹介したいと思います。
大理石のピンクとホワイトの2色と、植栽の花と緑がとってもいい雰囲気を醸し出しているエクステリアデザインの一例だと思います。
素敵なデザインをありがとうございます。
トスカーナウェイの創り出す空間は、やさしい、やわらかい、ナチュラルな、etc。
そんな言葉が似合うでしょうか?
みなさんなら、どんな言葉で表現してくれますか?