『繰り返し』というデザイン

世の中には沢山のデザインがありますが、基本となるものの一つに『繰り返し/パターン』というものあると思います。
特に「服飾生地」には1つの絵柄が大きくということは逆に稀であり、繰り返しのデザインにより構成されいます。
水玉模様、グレンチェック、千鳥格子、ピンストライプ、花柄、ペイズリー、市松模様、唐草模様、小紋柄、タータンチェック、迷彩柄…etc。
一つの図柄を組み合わせた繰り返しにより構成されていますよね。
こうしたものは、本来出来あがった「面」であったり「立体」として捉えるものですが、僕の場合、職業病とでも言いましょうか、時々部分がとっても気になったりするのです。
皆さんも今着ている服の生地をグッと虫眼鏡で拡大したように注視してみてください。そうすると、そこには縫目の芸術が隠れていたりしませんか?
「うわーすっげー細かい細工している!」って感動するはずです。どんな布だって、ほどけば1本の糸なんですよね。
機械織りとはいえ、すごい!
同じように、建築分野でもこの繰り返しというデザイン手法があります。
壁紙、タイル、石、屋根という素材は面積が大きいのでひとつ一つのモジュールを組み合わせていったり、時に目地を効果的に使って「連続性」を強調したりします。
また、この何かを連続させるというのは素材だけでなく空間を構成する要素も時に連続させることがあります。
「連窓」「列柱」などという言い方をしますが、窓や柱などがそれにあたります。
または、何かを取り付ける為のボルトやビス、リベットなんかも規則正しく配置してデザインの一部として消化することも今では普通です。
「コンクリート打ち放し」というのは今ではまったくもって普通ですが、その昔はコンクリートを剥き出しにしてそのまま仕上げとして使うという発想はなく、それ故、コンクリートの型枠(コンクリートが固まるまでの枠)を固定するボルト・ナットの頭(丸くへこんだ500円玉くらいのもので、通称「Pコン」と言います)位置まで細かく配置を意識するなどという習慣はありませんでした。
今ではPコンも大事なデザインの要素に昇華していると言っても過言ではありません。




これらは街で見かけた一例です。
建築に限らず、大きなものから、小さなものまで目を凝らすと身の回りには連続したもの沢山あります。
ぜひ違った視点で楽しい「繰り返しデザイン」探してみてください。

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