古いほうがカッコイイという考え方

新品と中古、どっちがいいか?
こう聞くと、新しい方がいいと感じることが多いと思います。
でも、
『まっさら』と『ヴィンテージ』という聞き方だと、違ってきませんか?
ワイン、
ウイスキー、
ジーンズ、
バイオリン、
クラシックカー、
レスポールギター、
家具、
etc
これらに見られる共通のもの。
それは、
『ヴィンテージ』という概念。
レギュラーなモノよりも、ヴィンテージの方が格段にいい訳です。
希少価値の高い、高品質な、古くても高価な、そんなニュアンスでしょうか?
建築デザインの世界でも、あえて古めかしい内装にしたり、年代物の骨董品やインテリアにマッチした空間づくりとして、ラステックな仕上げやアンティーク調な仕上げ、エイジング処理をするというようなことがあります。
例えば、
マテリアルワールドの『サンタフェクラシック』はクラシックなスタイルのドアですが、これらはすべて“わざと”そのように加工し、仕上げたものです。まっさらな木を特殊な工具と工程で古めかしい仕上げにすることで、何十年も時を経たような重厚な雰囲気を醸し出す無垢のドアです。

使い込んだような仕上がりです。
フローリングなどにも同じようなものがあります。
自然に使い込むことで表現される本物感の方が当然その価値もあるのですが、そうした材料はなかなか手に入らず、特に日本国内で限定してしまうと、50年前、100年前という単位だとみんな「古民家」の大梁や柱といった“和の素材”になってしまい、木製無垢ドアとかフローリングというようなものはまず手に入りません。
日本には一般的には存在していなかったのですから当然です。
そういう意味では、サンタフェクラシックのようなアイテムはとても面白いと思うのです。

人工的に表現されたものですが、それでも丹念に製造され1つとして同じものがないその佇まいは「イミテーション」とか「レプリカ」という表現で言われるようなニュアンスとは全く別であると捉えています。
非常に手の込んだそのつくりは、まさに憧れの逸品に仕上がっているのです。
僕は常々こういう味のある重厚なドアがもっと日本の建築にも普通に登場してもいいと思っているのですが、みなさんはどうでしょうか?
また、
『ヴィンテージ』という切り口で、もう一つマテリアルワールドからは、2010年本格的に発売を進めていく、『マダガスカルウッドストーン』があります。

化石となった木
サンタフェクラシックは、職人の手によって作り出されたものですが、このマダガスカルウッドストーンは、自然の条件で化石となった木です。
しかも10年、100年というような単位でなく、少なくとも1,000年以上!の時を経て、木材が石質に変化したのですから、まさに『ヴィンテージの王道』です。(笑)
日本の歴史で言えば、平安時代の頃の木材!
そうやって考えると、メチャメチャ面白いアイテムですよね。
時々、星空を眺めると、今見えている光は何万光年という遥か離れたところからの光で、今現在はその光は消えているのかも?というようなことを考えることがありますが、このマダガスカルウッドストーンを見ていると、それに似たような感覚で、これがまだ木材だった頃、そこには一体どんな情景が広がっていたのだろうと、遥か遠い記憶に想いを巡らせてしまいます。
地球上でもこんなにも珍しい材がとれるところは限定されているのですが、こうやって建築資材に転用できるほど調達できるというのは、さらに稀なことなのです。
間違いなく、世界的にみても希少価値の高いアイテムだと思います。
2010年に向けて、マテリアルワールドからはそんな『ヴィンテージ』と呼ぶにふさわしいアイテム達をこれまで以上にフューチャーしていきたいと思います。
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Smile & Thanks 2009
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わたしたちマテリアルワールドは、
20年後も色褪せない世界中のユニークでオンリーワンな
一流建築資材を提供する会社です。
2015年までに20カ国、100アイテムの取扱いを
目指しています。
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