エシカルに選ぶ内装材──プレミアムブリュッセルとノルディックパズル
「長く愛せるデザイン」と「資源をいかす設計」。この2つを両立するのが、マテリアルワールドのエシカル・スタンスです。今回は、ホテルライクな木質モザイク「プレミアムブリュッセル」と、十字型ウッドタイル「ノルディックパズル」の2アイテムを、環境負荷・安全性・長寿命の観点から紐解きます。
1. プレミアムブリュッセル──“本物”の気品を長く使う
落ち着いたダークブラウンの木質に、シャープで深いベベルカット。分厚い無垢材の贅沢な魅力をダイレクトに伝えるフォルムに仕上げています。100mm角ピースを300mm角のメッシュシートにまとめたネオクラシカルな木質タイル。仕上げは手仕事による蜜蝋仕上げ。程よい艶感が高級銘木のような佇まいです。素材となるメルパウ材は、高温キルンドライ処理が施され、品格と安定性を両立しています。
このプレミアムブリュッセルの原材料は、デッキ材として製材された材の200㎜程度以下の短尺材、デッキ材としては使えない切れ端の部分を用いています。デッキ材として仕上げる為に費やした製造工程は、端材といっても同じです。捨てない美学、端材とは思えない完成度です。
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薬剤注入なし × 蜜蝋仕上げ
防腐・防蟻などの加圧注入処理は一切なし。自然由来の蜜蝋仕上げで、人にも空間にもやさしい配慮が行き届いています。 -
ロングライフ・デザイン
定番のスクエア形状と落ち着いた色味は、流行に左右されにくい“長く使える”デザイン。結果として張替えサイクルが伸び、廃棄物や輸送由来の環境負荷を抑える設計思想につながります。 -
短尺材の持つポテンシャルを最大化
短い=使えない、ではなく、100mm角のモジュール設計&メッシュ構成で、デザイン性と施工性を両立した魅力あるアイテムへと昇華させています。特に、あえて深いベベルカットにしているのは、無垢材だからこそのデザインです。
オススメの使い方
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室内の壁、あるいは造作家具のパーツとして。対面キッチンカウンター腰壁、寝室ベットヘッド側の壁面、リビングテレビモニターバック、書斎、トイレなど。造作家具としては、引き出しを隠し引き出しのように全てこの100角のモジュールで設計すると面白いと思います。
- 造作家具のアイデアに同じように、壁一面をプレミアムブリュッセルで施工し、一部を隠し扉でつくるというのも、このモジュールなら造りやすいです。遊び心のある人にぜひやってもらいたいデザインです。
主なスペック
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樹種:メルパウ(高温キルンドライ処理)
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寸法:300㎜×300㎜×厚15mm(100mm角ピース)/裏面メッシュ
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仕上:蜜蝋仕上げ
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参考質量:10kg/㎡
2. ノルディックパズル──端材を“遊び心”で価値に変える
十字(クロス)という普遍的なかたちが連なり、見る角度や組み合わせで奥行きのある幾何学模様を生み出すウッドタイル。子どもも大人も楽しめる“北欧玩具のような”優しさを目指して設計されています。
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端材アップサイクル
ゴムの木(ラバーウッド)の集成材端材、Bグレード材を有効活用。もともと家具や日用品で使われる堅牢な素材で、廃棄されるはずのピースに新しい役割を与えています。 -
角のない優しいフォルム
面取りを施したパーツに仕上げています。北欧玩具の積木のような、子供にも優しい建材をイメージしてつくっています。子ども部屋や保育施設のアクセントにも取り入れやすい仕様です。 -
自在なレイアウト
“+”や“×”に組み替えられ、壁・床・天井までアイデア次第で柔軟に展開可能。連続してつなげて、大きな面にも出来る一方、1枚1枚を自由に壁や天井にレイアウトしても面白い素材です。特に、1枚1枚ばらして使うという建材は今までありそうでなかったスタイルです。
オススメの使い方
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子ども部屋:床には連続したパターンで。壁には、リズム感のある自由なアート感覚で。子供の創造力を育む空間づくりに。
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小上がりスペース:メインの床から少し上げた小上がりスペースなどに、フローリングとは異なるアクセント貼りで空間に変化をもたらす。
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カフェ/ラウンジ:ノルディックなアースカラー、ニュアンスカラーの壁面に、アクセント使い。北欧テイストなショップ空間デザインが完成します。
- 好きな色に着色:1枚1枚好きな色に着色し、カラフルなジグソーパズルのように。
主なスペック
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樹種:ゴム(集成材)
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寸法:225㎜×225㎜×厚20mm(十字型・75㎜基準)
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仕上:トップコート仕上げ
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参考質量:15kg/㎡
端材は決してゴミじゃない
どちらのアイテムも、元になっている素材は“端材”と定義されたものです。長さが足りない、大きさが足りない、少しの欠点がある、そんな理由から端材は生まれますが、見方を変えれば、別のアイテムとしてこのように生まれ変わらせることが可能です。ほんの少しのアイデアと、少々面倒な加工工程。この一見して「面倒くさいこと」を乗り越えると、今までにないユニークでオンリーワンのアイテムが誕生します。
マテリアルワールドのアイテム達は、そのほとんどが、この些細な気づきと、問題意識、そしてそれを実現するアイデアと行動力によって生まれています。マテリアルワールドのエシカルなものづくりのスタンスは、創業以来ずっと変わっていません。
ぜひ、一つひとつの素材の誕生の裏にある、エシカルな背景、物語りに共感して頂けるみなさまとつながり、建築空間を見た目のデザインだけでなく心も豊かにする空間づくり、また、それを使うことで、ささやかながらも社会貢献につながる、そんなことが出来たらうれしいです。










