「シンプルに魅せる」の裏側

マテリアルワールドでは、シエナスタイルというカテゴリーで、特注生産のロートアイアン、またはロートアルミ、金属製品加工などを請け負っています。既製品は持たないかわりに、大小様々な案件で、門扉やフェンス、手摺、看板、面格子などを製作させて頂いております。

この夏、マテリアルワールドのオフィスのある赤坂で竣工したパークコート青山一丁目(三井不動産レジデンシャル)において、外構のフェンス、門扉を担当させて頂きました。

サッシの色に合わせた特注色のブルー
剣先の縦格子がずっと連続しています

スッキリとした、とてもシンプルな剣先フェンスのスタイル。ブルーグレーの特注色で仕上げられたフェンスは、サッシの色とも調和し、フェンスまで含めた建物全体の一体感を表現しています。

デザインはミサワアソシエイツ、施工は安藤・間さんです。
一見して、とてもシンプルですが、シンプル=簡単ではなく、実はこのシンプルさを実現するために、設計・製作・施工の全てにおいて詳細な検討を何度も繰り返しかなり複雑で難易度の高いことを実現しています。

縦格子がずっと連続しているのが判ると思いますが、支柱が正面には出てきていません。また、接合部がほとんどわからないように、剣先のピッチ、ビス位置ひとつとっても、入念に設計されています。特注加工の剣先は、その頂部はミリ単位の精度で追及しています。

マテリアルワールドは工場を所有していませんが、提携先の工場を複数個所持ち、案件に応じてベストな提案をさせて頂いております。現場と工場の両方をつなぐ架け橋としてコーディネートさせて頂いています。
これは、私自身が一級建築士でもあり、設計・建築現場を理解し、また生産管理の面でも製造に関わる様々な事象を理解しているからこそ出来ることと自負しています。非常に複雑で難しいロートアイアンの世界を、分かりやすく最適なコストで提供することを心掛けています。

マテリアルワールドでは、これらのロートアイアン・ロートアルミ製品の事例集をカタログとしてまとめました。過去に担当させて頂いた物件を抜粋して編集しています。
ご希望の方には郵送させて頂きますので、ご興味あればマテリアルワールドまでメールでお知らせください。

info@materialworld.jp