すっぴんがイイ(back to basic)

このところ本格的な冬の寒さとなっていますが、その分、空気も澄んできているのか、朝晩、自宅からの富士山がとてもきれいです。

左上にちょこっとお月さまが見えます。
僕はまだ一度も富士山に登ったことがないのですが、見ているだけならいつも雄大できれいな富士山も、登山には過酷なところなのだなと先日のニュースで改めて冬山の厳しさを感じています。
さて、話題が変わりますが、
『トランス脂肪酸』というマーガリンやパン、スナック菓子などに多く含まれる油が体にとって非常に良くない、危険だということをラジオで服部先生が取り上げていました。
みなさんも聞いたことはあると思います。
自然界には存在しないため、体がそれに対して本来起こり得ない反応をしてしまうとか、とにかく知れば知るほど、怖い話ばかり…。
米国のマクドナルドで切替にあたって訴訟にもなったくらいですが、日本では今のところ表示義務すらない野放し状態。
つまり、今日子供に買ったお菓子にトランス脂肪酸が含まれているのかどうかすら判断つかないのです。
本当のところを知っているのは製造メーカーだけで、実はどんどんと摂取しているかも知れないのです。
遺伝子組み換え食品もそう、トランス脂肪酸もそう、毎日の食事において人工的なものを口にしない日はない現代。
少量を摂取してすぐに健康を害するものではないかもしれませんが、少なくとも僕らが子供だった頃には聞かなかったものだと思うのです。
体に良くないと知りながら、経済性や利便性が勝ってしまう現実。
本当は無農薬とか、オーガニックがいいに決まっている。
なぜそうしたものだけじゃダメなんだろう?
化粧品もそうかも。
最近では“無添加”が売りになる時代。
そうやって考えてみると、
残念ながら同じようなことが建築業界にもあります。
昔、大量に使われていたアスベスト(石綿)は作業者の健康を著しく害しました。
また、接着剤に多く含まれるホルムアルデヒド、防腐剤や防蟻剤に使われていたクロルピリホス、その他トルエン、キシレン、ベンゼン、可塑剤などは、いわゆる「シックハウス症候群」の原因物質として問題視されています。
ここでも経済性や利便性が先行してしまった結果、化学物質に囲まれた空間ばかりが出来上がってしまいました。
今でも新建材という便利な素材はどんどん開発されていますが、どのような素材で開発されているのかはよくよく注意する必要があります。
子供の頃、僕らの世代なら、21世紀って夢のような世界に感じていたはずです。きっといいことあるんだろうって思っていたし、すっごく未来のことのように感じたし、ノストラダムスの大予言なんかもあったりしたから(笑)、本当に来るのかな?って思ったくらい。
でも、その21世紀になってもう丸10年。
すっごく便利になったけど、なんだかすごく怖くなった気もします。
「経済性・利便性」と「健康・安全性」はそもそも対立する概念じゃないはずなのに、どうもそうじゃない。何故だか、商売のためならいつの間にか超えてはいけない一線が見えなくなっている感じ。
新しい年がもうすぐやってきますが、マテリアルワールドは大企業のように経済性や利便性だけに流されないしっかりとした軸をいつまでも持ち続けたい。
最近のニュースと、冬の澄んだ空気にきれいな富士山をみて、なんだかそんなことを改めて感じた週末です。
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Smile & Thanks 2009
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