デザインのおいてけぼりを無くそう

「建築デザイン」において、設計士、デザイナーが一番頭を悩ます部分ってなんだと思いますか?
間取り、外壁、同線、素材、構造???
いえ、それはズバリ設備です!
(*調査していませんが、僕がそう想うから間違いありません:笑)
給排水衛生設備、
換気空調設備、
電気照明設備、
消防設備、
排煙設備、
音響設備、
などなど
一般に総じて「設備」と言われる分野です。
設備はとても重要です。
僕自身も大学では設備系の研究室を出て、もともと設備設計をしていましたからその大切さはしっかりと認識しています。
ただし、同時に設備機器類が意匠的に空間を損ねている、デザインの面からはお荷物であることも十分承知しています。
今、もしあなたがオフィスや学校、あるいはショップにいるなら、天井を見てみてください。
何がそこには見えますか?
照明器具
エアコンの噴出口、あるいはエアコン本体
換気口
非常用照明(小さな丸い紐のぶら下がっているもの)
感知器
スプリンクラーのヘッド
センサー
防犯カメラ
スピーカー
非常口の誘導灯
これら設備の為の点検口
きっとこれらのものが沢山見えるはずです。
店舗などの場合によっては、さらに配管なども露出していたりします。
これらはすべて「設備」に関わるものです。
よくよく見ると、天井ってスゴイことになってませんか?
これらはどれも重要な機能です。外してしまっていいものはありません。
でも、どうもデザイン性がない。
色の選択肢も少ない、あるいは全然ない。
形状も決まりきっている。選べない。
設置基準があるので、沢山必要。
などなど、デザイナーのフラストレーションの原因にもなるのです。
そこで、デザイナーは悩むのですが、これらの設備機器の見え方をデザイン的に処理する方法は二つしかありません。
1.同化させる。目立たなくさせる。隠す。
2.それ自体にデザイン性のあるもの、違和感のないものを選び、
  規則的に配置する。積極的に割りつける。思い切って魅せる。
現状、1の処理方法が圧倒的に多いのですが、現実は今見た天井の通り、全てを隠すなんて出来ません。
僕はもっと設備メーカーが積極的に頑張って個々のアイテムに使いたいくなるようデザイン性を持たせるべきだと考えています。
そうしたアイテムが増えれば、無理をしたり、設備の性能を損ねずに空間をもっと楽しくできる可能性が広がるはずです。
僕がスウィッチ・コンセントプレートのようなニッチなアイテムに着目し、『TOKYOジャケット』や『KOBEプレート』を手掛けているのもまさにそうした設備アイテムの退屈さを解消したかったからです。
中途半端に隠すより、カッコよく、楽しく見せる。
時々デザイナーのアイデアある空間に出会うとうれしくなります。

設備メーカーさん、デザイナーは待っていますよ。
これからは設備にもデザインです。
マテリアルワールドと一緒に楽しいものつくっていきましょう!
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