仕事で涙を流したことありますか?

みなさんは、一番最近、涙を流したのはいつ頃でしょう?
そして、それはどのような涙でしたか?
人間、大人になるにつれ、だんだんと涙は見せなくなるものですよね。
我が家には2人の娘がいますが、ほぼ毎日?というほど、些細なことでケンカしたり、転んでどこかをケガしてみては泣いています。(笑)
子供は泣くのが仕事みたいなものですね。
でも、
大人になるにつれ、人は些細なことでは泣かなくなるものです。
ましてや男の子だったりすると、めそめそ泣くのはカッコワルイという想いこみもあったりして、そう簡単には人前では泣かなくなるものです。
最近では僕も涙腺が弱くなってきたものの、そう簡単には泣きません。
人が涙を流すとき、様々な理由がそこにはあります。
悲しいとき
悔しいとき
寂しいとき
うれしいとき
感動したとき
こうした感情が沸き起こるときに、涙が溢れるものですが、日常生活、例えば、本を読んだり、映画を見たり、悲しいことがあったり、そういうことで涙が流れることはあっても、こと「仕事」に絡んで涙を流すことって、誰しもそんなには経験無いように思います。
僕は自分で覚えている限り、今まで仕事に絡んで泣いたのは2回だけ。
1回目は前職の時、そして2回目はついこの間の先週末でした。
今日はそのことについて触れたいと思います。
1度目の涙は、悔し涙でした。
前職で「積算システム」の開発を担当したことがあったのですが、完成したデータに重大なミスが発覚した時。
問題が発覚した時には、すでに全国の関係各社でそのシステムがスタートしており、販売価格の設定もその間違ったデータを元に決められてしまっていて、少なくとも半期は変更できないというものでした。
受注すればするほど、被害が拡大するという深刻なものだったのです。
数ヶ月間の作業に渡る社内的にも大きなプロジェクト。そのシステム構築の数ヶ月間はもの凄く集中して、日々膨大な量のデータと戦っていました。
ですから、これ以上出来ないと思うほどやったという自負もありましたし、達成感もあったのです。
ところが、たった一つ見過ごしてしまったミスがあまりにも大きく、システムを完成させたうれしさなどどこへやら、悔しさ、情けなさ、恥ずかしさ、プライドもずたずたに、当時は絶望的に落ち込みました。
結果として、幸か不幸かその商品はその半期ではあまり実績にならずに済み、被害も小さく済んだのですが、問題が明らかになった時には、悔しくて涙を止めることができなかったことを今でも覚えています。
そして先日の2度目は、やはり自分の失態とその後の安堵感からでした。
マテリアルワールドをいつも応援して下さる会社の、普段はとてもやさしい社長さんから、大変なお叱りを受ける失態がありました。
我々の商品のトラブルが原因で、その会社の先のお客様からの信用を損ねてしまう事態が起きていたのですが、深刻な事態になっているとの認識が足りておらず、全くといっていいほどに対応が出来ておりませんでした。
普段は親切でやさしい方から受けるお叱りほど、ショックなことはありません。商品の欠陥のことよりも、自分の至らなさや甘えていた姿勢などを思い知らされ、金づちで頭を殴られるほどのショックでした。
先週末、エンドユーザーであるお客様のところへ向かい、誠意お詫びをしてきました。
とはいうものの、大幅な対応の遅れからして、一度失った信頼を取り返すには相当な時間がかかるだろうと、もう当分許して頂ける状況にないことを覚悟していたのですが、思いがけず、その日のうちに社長さんから心温まるメッセージと一緒に、ねぎらいの言葉を貰えたのです。
トラブルを起こし多大な迷惑をかけたにも関わらず、
叱ることで問題点を気がつかせくださり、
遅れてしまったとは言え、こちらが行動したことに対してはきちんと見て下さっていて、更には今回のことの教訓と、今後どうあるべきかについても貴重なアドバイスをしてくださったのです。
改めてその方の人柄の素晴らしさ、やさしさを知り、こんな未熟な自分に向き合ってくださることに、胸が熱くなりました。
起業して初めての大きな失態と涙でした。
どちらも恥ずべき話ではあるのですが、
今回の出来事を通じて、また1度目の涙のことを思い出し、「仕事で涙する」のは決して悪いことじゃないような気がしてきました。
それを伝えたくて、こんな恥ずかしいことも正直に書いています。
スポーツが分かりやすい例ですが、真剣勝負だからこそ、一生懸命だからこそ、悔しかったり、うまくいかなかった時に涙が出ることもあるのであって、中途半端な姿勢であれば涙することはないはずだと思います。
しかしながら、僕のように失敗した時に泣くのではなく、本来流す涙は「感動した時」や「何かを達成した喜び」に流す涙でありたいですよね。
昨年、北京オリンピックで北島康介選手が優勝した時の言葉にならない涙は、誰もが感動を覚えたはずです。
並々ならぬ努力とプレッシャーを乗り越えた感動のものでした。
他にもソフトボールや柔道などでも沢山の感動の涙がありましたが、スポーツ選手のように、みなさんは何かを達成した時にその達成感で自分が泣けるほど、毎日の仕事に真剣勝負で取り組めているでしょうか?
僕はこれまで、足りていなかったと大いに反省しています。
もっともっと出来るはずでした。
『感動して泣けるほどの仕事をする』
これって本当に素晴らしいことだと思います。
僕もいつかは自分の仕事を通じて、感動して泣けるほどにうれしい瞬間を体験してみたいと思います。
その為には、これから毎日を真剣に一生懸命に生きていなければなりません。
正直に、真面目に、手を抜かず、いつでも全力で。
仕事で流す3度目の涙、どんなストーリーが待っているでしょうか。
またいつか報告出来たらと思います。
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Smile & Thanks 2009
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