足もとの風景

普段街を歩くとき、背中を丸めて下を向いて歩くより、背筋はまっすぐに胸を張って歩く方が断然カッコいいです。みなさん、大丈夫ですか?
おっと、今もPCの前で背中丸まってません?(笑)
でも、ちょっと目線を下にして足元の光景を見てみると、結構いろんな世界が広がっているのも事実です。僕は職業病もあり、いつもキョロキョロ挙動不審ですが(苦笑)、心の余裕がある時には足元の床、舗装がどうなっているのかを見てみるというのはどうでしょう。10円玉を探すのではなく(笑)、設計士やデザイナーの意図・メッセージなんかを探すのも面白いですし、いろいろと考えを巡らすだけで違った風景に感じることができるかもしれませんよ。
足元に広がる世界。今日は例によって、僕の独断と偏見でチョイスした中から少しだけですがご紹介します。好みが偏っていますが悪しからず。

クマの横断歩道?!場所がカナダなのでまんざら嘘でもなさそうなところがウィットが効いていて好きです。公道にあるところがいいですよね。

歩道の舗装といえばこれ。インターロッキングブロック。見慣れた光景ですが、これは色の組み合わせに気遣いが感じられます。場所は仙川。安藤忠雄さんの建物とマッチしています。

非常にベーシックな印象ですが、センスの良さが出ています。素材の良さ、目地の取り方、かなり雰囲気いいです。丸の内です。

イタリアです、って言いたいところですが立川です。「イルコルティーレ」(中庭という意味)のレストラン。その名の通り、店内そのままイタリアのパティオを彷彿させます。極めつけは本物の植栽をつかった場所に、偶然にもコオロギが住みついていること!今ならBGMにコオロギの泣き声が聞けます。(笑)

もう一枚イルコルティーレから。大きな石は厚さ50?、矢羽根に貼ったレンガはレンガタイルの製作時にとれる芯の部分を再利用したもの。アンティーク処理をしていることですごくいい感じです。
ちなみに食事もGOOD!特にドルチェは最高です。立川方面の方、要チェックです。http://www.itameshi.com/

これも同じく矢羽根貼り。ヘリンボーンとも言いますね。場所は東京。細身のデザインがバランスいいです。

ウォールナットのヘリンボーンの貼り。ニューヨークにあるカフェのような雰囲気が出ています。三越前ですけど。

知っている人も多いはず。OAZO。異なる素材を上手に組み合わせています。ここも内部であり外部である、そんな空間のためデザイナーは考えたことと思います。

アースケイプさんの作品によく出てくる秘密の?カレンダー。その場所の出来事がカレンダーによって記憶されています。特別な日は色が違っていたりします。そのコンセプトも含めて非常にアートな世界ですね。

バリです、って言いたいところですが自宅近所のタイ料理店。この4枚の装飾タイルがあるだけで、グッとイメージ出ています。

ちょっと趣きがかわりますが、セントラルパーク。ビートルズファン、ジョンレノンファンには大切な場所ですね。ここだけおいそれと踏めないオーラが出ているのは説明するまでもありません。

「ベストヒットUSA!」という小林克也さんの声が聞こえてきそうです。(笑)建築的には面白くありませんが、思わず目を奪われてしまいました。

居酒屋。飲食店のアプローチというのは本当に面白い仕掛けが多いです。ありがちですけども、好きです。

最後は手前味噌ですが、マテリアルワールドのトスカーナウェイ。ちょっとしたテラスも南国リゾートになってしまいます。やっぱり、これいいです!(笑)
さて、皆さんの普段通る道、オフィス、学校、お店…、どうなってます?なにかそこに発見はありますか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください