副都心線宝探し

6月14日に開通した副都心線に乗りました。
(*東京ローカルなのですが、地下鉄の新しい路線です)
別にミーハーしたわけではなく、僕の普段使っている東武東上線に乗り入れをしており、事務所の赤坂に行くのに便利だからです。念のため。(笑)
一番の話題は安藤忠雄さんデザインの渋谷駅「地中船」だと思いますが、これについては他のメディアで沢山紹介されているので、僕はあえて別のものを探してきました。(へそ曲がりなんです)
すると、ありました!
武田双雲さんの書、『希望』です。

ドドーンと大迫力の作品です。

写真では見づらいと思うので、解説をご紹介します。
希望 Hope
人は弱い
人は弱さがあるから 知るから 認めるから
前に進める 思いやりを持つことができる
人は、希望を抱き続けることで
それぞれの希望に繋がっていくことで
弱さを強さに変換することができる
希望が希望を生み
人を強くしてゆく

深い言葉ですね。
双雲さんはお会いしたことがないのですが、ブログはいつもチェックさせてもらっています。
書の力
書道家というよりも、若くしてすでに人を導く立場にあるというか、精神世界をとても追及している方だと思っています。
もしも、双雲さんが顔を出さずに覆面で書の作品や世界観、あるいは文章を発表していたとすると、誰しもが、かなりのご年配の方ではないかと思うはずです。
それくらい長い間いろんなことを鍛練されてきたのではないかと思えるほどに、非常に哲学的であり、しっかりとした自分の意見、価値観を持たれている方です。
その内なるエネルギーがあるからこそ、結果として表れてくる書についても人の心に飛び込んでくるんだろうなと思う訳です。
設計やデザインをする僕にとって、大いに見習うべき部分です。
話がそれますが、
先日3冊目の著書 「『心の翼』の見つけ方」 を出版されたビジネスバンクの浜口隆則さんも、オフィスのことやセミナー、あるいはフットサルチームでもお世話になっている大切な方の一人ですが、その第一印象は「おじいちゃん」でした。(注:見かけではなく、あくまで文章での印象です)
まだ一度も浜口さんにお会いしたことがない段階で読ませて頂いた、オープンオフィスの「小冊子」を読んで完全に自分の中でそう想い込んでいたのです。
恐らく、成功されている方の多くは苦労した時期を過ごされてきており、その過程である種の“さとり”というか、“気づき”の領域に辿り着いているんじゃないかと思うわけです。
その領域を知らない、それほどの苦労をしていない僕のような人が、その世界観に触れると、一体どれほどの人生経験を積んでこられた方なのだろう?という感覚になり、それイコール人生の大御所のように感じてしまうんですね、きっと。
ということで、
なんだか書きたかったことと違った内容になってしまいましたが、みなさんも機会があったら、副都心線で宝探ししてみてください。
まだまだ各駅にいろんな宝物がありそうですよ。
この『希望』の書もどこの駅にあるか探してみてくださいね!

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