内に秘める銀色の輝き

みなさんは、外見重視ですか?
それとも内面重視ですか?
ちょっといきなりでしたが、どちらも重要ですよね。(笑)
今日は恋愛論を…、
じゃなくて、マテリアルワールドの「シエナスタイル」の話。
アイアン製品というとすぐに想像するのは「黒の艶消し塗装」が一般的だと思います。
モノクロームでベーシックなブラックは、門扉、フェンス、手摺などエクステリアを中心に西洋建築の定番アイテムでもありますよね。
もちろん、ブラック以外にも青銅色、錆び風茶色、あるいは部分的にゴールドだったり、鉄素地を活かしたクリアー仕上げなど、色、艶、塗装方法、塗料の種類の選択などがあります。
ですが、その表情は一般的にそれ自体には飾り気がなく、シンプルです。
防錆処理にもいくつか方法があります。
表面の塗装方法にも絡みますが、設置場所、部位、大きさや用途によって適した方法を選択していきます。
ロートアイアンは鉄製品ですから、もともと錆びるものです。
もちろん、塗装も色褪せてきたり、剥げ落ちてきますし、メンテナンスは欠かせません。
但し、全く防錆対策をしなければその痛み方、経年変化の進行度合いに違いが出てきますし、特に日本ではまだまだメンテナンスという概念も浸透しておらず、錆びが出ない方がいいという認識が圧倒的です。

そこで、登場するのが溶融亜鉛メッキ処理。
高温に熱され溶解した亜鉛の槽にアイアン製品を漬けることで防錆下地としてコーティングします。
そして更にこの上にエッジングプライマー処理をして、最後に塗装仕上げとなります。プライマーは亜鉛メッキ処理された下地表面と仕上塗装をくっつけるための接着剤のような役割をします。
鉄の芸術品「シエナスタイル」。
艶消しブラックのクールな表情の下には、まぶしく光るシルバーの輝きが隠されているんです。これだけを見ると、黒く仕上げてしまうのがもったいないくらいです。
なんだかカッコイイと思いませんか?
外見はクールだけどその内側には光輝くものを持っているなんて。
人間じゃないけれど、すごく憧れちゃいます。

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