ロートアイアンの未来形

このところ、日本の夏の雨はすっかり熱帯雨林地域の「スコール」のようになってしまいましたね。
建築や土木の設計基準や着眼点も、そうした自然の変化に対して、見直しをしていく時期なのかもしれません。
例えば、僕がゼネコンに在籍した当時、地下階の容積不算入を利用した「ドライエリア(空堀)付き住戸(1階とのメゾネット)が一時ブームになったのですが、その当時ですら、夏場の豪雨対策として雨水排水計画が最も神経を使う課題でしたが、今そのようなものを計画するとなれば、想定雨量などを相当見直ししないと危険かもしれません。
僕も当時、3棟ほど担当したのですが、最近のような豪雨があると、あのマンションは大丈夫だろうか?と時々不安になることもあります…。
世の中、時代の変化に合わせて、少しずついろんなものが変わっていくものですが、マテリアルワールドの扱うアイテムにも時代に合わせた変化の兆しがあります。
マテリアルワールドの扱う鉄の芸術品と言えば『シエナスタイル』ですが、従来の鉄(アイアン)オンリーから、素材の違い、仕上げの違いで幾つかのお仕事をさせて頂いております。
ひとつには、鉄ではなく、アルミという素材が増えつつあります。
鉄よりも軽く、錆びにくく、それでいて意匠性は従来の鉄のスタイルに近いものを表現できるのです。
最大の特徴はその軽さですが、どれくらい軽いのかというと、例えば450角のフレームを6歳の娘が片手で持てるほどです。

アイアンを持ったことがないとイメージが沸きにくいかもしれませんが、鉄とアルミの重量比は3:1ぐらいです。
また、鉄以外の別の素材ということでは、銅を使った事例もあります。



チャペルに設置される十字架です。
銅をイブシ仕上げすることによって、黒ずんだアンティークな表情になります。細部まで丁寧に加工された素晴らしい出来あがりです。
それこそ、100年以上は十分に持つ品質です。
あるいは、塗装にこだわったものもあります。

階段の手摺です。
ロートアイアン=黒というのが主流ですが、カラー仕上げというケースも増えてきています。例えば、銀古美というシルバーが強調された塗装仕上げ。
一番右側が一般的な黒ですが、そこからシルバー塗装をすることで、古びたイメージの仕上がりとなっています。
この他にもまだまだいろいろな可能性を秘めているのが、シエナスタイル。
西洋では古来からある定番アイテムではあるものの、今なお、こうして自由な発想を形に出来る魅力を持ち、つくり出す度に進化を遂げているような気がして、なんだか新しさも感じています。
20年後も色褪せないモノ、そんなマテリアルワールドのミッションに最も近いシエナスタイル、これからも楽しいものをどんどん提供したいと思っていますので、ぜひ注目してください!
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Smile & Thanks 2009
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わたしたちマテリアルワールドは、
20年後も色褪せない世界中のユニークでオンリーワンな
一流建築資材を提供する会社です。
2015年までに20カ国、100アイテムの取扱いを
目指しています。
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