シンメトリーとアシンメトリー

最近、石川遼クンの左右非対称な斬新なヘアースタイルが流行っている?!そうですが、さすがにあのヘアースタイルをまねしようとは思えない僕は歳をとった証拠でしょうか?(苦笑)
ファッション、建築などを初めとして、デザインの分野では「左右対称・非対称」というのは一つの要素として昔から使われていますが、建築の分野で言うと、格式のあるものに対して、左右対称な造形が用いられることが多いように感じます。
宮殿、教会、神社仏閣、モスク、庭園など、シンメトリーな美しさを持つ建築は正統派であり、厳かなイメージ、格式ばった感じがします。
一方で、
住宅のレベルでは造形もさることながら、やはりプランや導線ということの方がメインであり、造形的にシンメトリーな建築というのは少数派だと思います。
2世帯住宅のように、各要素が2つずつあるような場合ば別にして、良いプランと造形的にシンメトリーを実現するのは住宅の場合、簡単じゃない気がします。
ここからは僕の持論ですが、
シンメトリーでないものを全てアシンメトリーと表現するとなると、ちょっと違うような気がしています。
たとえば、遼クンの髪型だって、今でこそアシンメトリーなスタイルとして言われていますが、以前のスタイルだって分け目がセンターに来ている5:5のシンメトリーではなかったので(笑)、厳密に言えば以前からアシンメトリーな訳です。
中心線を境に、左右のバランスの“妙”が感じられる時に、それをアシンメトリーなスタイルと表現するような気がしています。
つまり、「アシンメトリーなデザイン」と表現されるようなものは、実はすごくバランス感覚的に複雑で卓越したものに言われるものではないかと思ったりするのです。
どうでしょうか?
さて、
今日はなぜこのネタを書いたのかと言うと、難しい話をしたい訳でなく、トラックのボディーに書かれるサインについてです。
どちらかというとB級ネタなので悪しからず…。
ずっと昔から感じていることなのですが、『トラックの右側ボディの印刷文字』がどうしても僕には許せません。
横書きで表現される社名やブランド名。
例えば、『マテリアルワールド』とか、『株式会社TIME&GARDEN』。
これをそのまま素直に右側ボディにも表示すればいいのに、いまだに逆から表示している車が少なくありません。
上の例で言えば、『ドルーワルアリテマ』、『GARDEN&TIME株式会社』、ひどい例になると『NEDRAG&EMIT社会式株』と、もはや滅茶苦茶な感じです。(笑)
考えられる意図としては、
左側通行の日本において、すれ違う対向車から見て、右側の前から順番に文字を読ませる?という狙いなのか、あるいはシンメトリーデザインとして、左側と右側の文字の順番の並びを揃えたい?というデザイナーの勘違いなのか???
一瞬ですれ違う車のボディーの文字を逆から読みとるほど難しいことはありませんし(注視していたら事故になっちゃいます)、もし、シンメトリーにしたいというのなら、文字の一つひとつもひっくり返してこそ本当のシンメトリーであって、並びだけではシンメトリーとは言わせない!
というのが僕の見解です。
コレ、絶対におかしいですよね?!
最近はタクシーなどは右側であっても、ちゃんと普通に表示されていますが、まだまだ世の中には不思議なトラックが多いんですよ。
先日、
とある街で目撃したゴミ収集車の右側ボディにはこう書いてありました。
 別分とんちき
 源資ないれき

“とんちきって何?!”って一瞬考え込んでしまったほどです。
せっかくのメッセージも台無しですよね。
(写真も撮ったのですが、ここでは控えます…。)
みなさんも、明日、トラックの右側ボディの印刷文字、気にしてみてください。何かもっと面白いモノが見つかるかも知れません…。(笑)
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Always Happy First 2010
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2010年もたくさんの笑顔に会えるように、
ユニークでオンリーワンなマテリアルを通じて、
みなさんにHAPPYを届けます・・・
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