住宅の断熱性の違い その3

昨日は東京地方も大雪でした。
子供たちにとってはうれしい雪のようでしたが、成人式の皆さんは大変でしたね。
歩道など、雪かきをして下さったみなさん、ありがとうございます。
雪国の人からすると、毎回東京は10?程度の積雪でもパニックになるのですから、不思議ですよね。(苦笑)
雪は大変ですが、雪が降ると、交通量も減り、街が静まり返るので、僕はそんなしんしんと雪の降る光景はそんなに嫌いではありません。でも、寒いの苦手です。
さて、
前回、前々回に取り上げた断熱性のお話、今日は海外事情です。
ヨーロッパなどでは、断熱の基準はどうなっているでしょうか?
壁と天井の一般的な断熱材の厚さは、
【壁】
スゥェーデン:240mm
フィンランド:200mm
デンマーク・ノルウェー:175mm
オーストリア・スイス:120mm
フランス:100mm
ドイツ:80mm
北海道:100mm
関東:35mm
【天井】
スウェーデン:450mm
フィンランド:320mm
ノルウェー:300mm
デンマーク:250mm
フランス・オーストリア:220mm
イングランド:200mm
ドイツ:180mm
北海道:175mm
関東:50mm
(*1999年)
となっています。
(厳密には比較している断熱材の性能に違いがあるかもしれませんが、概ねこれでみても問題ないと思います。)
気候の違いなどはあれど、でも、数値の違い、すごくないですか?
ヨーロッパの人に言わせると、「関東の建築なんて断熱してないのと同じ」なんていうレベルではないでしょうか?
スイスなどでは、さらに厳しい『ミネルギー(ミニマムエネルギー)』や『ゼロエネハウス』などの基準が運用されています。従来の60%もエネルギーを節約、あるいはほとんど消費しない、というレベルが定められています。
法律に先立って、協会が牽引しているようです。
日本でも、その認定を取得した住宅が建設されている様子。
検索してみると、結構この問題に対して問題意識を持っている人が少なくないことがわかります。
期せずして、業界紙日経アーキテクチャーの特集記事も『低燃費建築元年』。
上の数値にあるように、地域4のエリアの断熱性など全くもって低いレベルですから、断熱性能をあげて、消費するエネルギー量を現状半分以下にしていく、なんてことも全然出来るはずです。それにより、どれほどエネルギーセーブ出来るでしょうか?
昨日の大雪で、改めて東京の住宅の寒さを痛感した人も多いはず。
本腰入れて、日本の建築業界が大きく変わって欲しいものです。

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