復興支援の新しい形

先週末、気仙沼大島で開催された『気仙沼大島ランフェスタ』に、いつもお世話になっているビジネスバンクさんとスターブランドさんを通じた素敵な仲間達と一緒に、参加してきました。
参加費の一部がチャリティーとして使われるということはもちろんですが、「被災地を走る」ということを通じて、今一度「命」の重み、大切さを感じ、そして一緒に楽しむというイベントです。
その想いは特設サイトにもありますが、ここにビジネスバンクさんからのメッセージもご紹介します。

復興支援というと、まるでこちらがサポートしている側のように聞こえてしまいますが、少なくとも参加者である我々はほとんど全員が、大島の地元の方々から元気をもらいに行った、終わってみればそんなイベントだったのではないかと思います。
どのマラソン大会でも、沿道の声援というのはランナーの後押しをしてくれるものですが、気仙沼大島のこの大会は格別でした。
島民のみなさんからの声援は「がんばれ!」だけじゃなく、「(きてくれて)ありがとう」という声も同じくらい沢山ありました。
「いやいや、こっちがありがとうですよ。」
そんな想いを抱きながら、そしてとても美しい景色と同時に、高く積まれた瓦礫の山の広がる風景に、複雑な想いを抱えて走りました。
お年寄りや子供達があまりにも一生懸命応援してくれるので、これ以上ないくらいにハイタッチをして、手を振り、帽子を脱いで会釈をしながら走るという、単に速さを競うようなものではなく、これまで経験したことのないものでした。
でも、不思議なものです。
アップダウンのとても厳しいコースだったのですが、僕自身、骨折も完治していない体ながらも自己最高のタイムで完走できましたし、一緒に参加したメンバーでも、ヒザに怪我を抱えながらも見事初完走したり、半月板損傷なのにメチャクチャ好タイムだったりと、大島の方々のパワーがあったのではないか?!と思います。


今回僕たちのメンバーは、ビジネスバンクさんのスタッフがつくってくれたブレスレットを身に着けて走りました。

これは、震災で亡くなられた方、行方不明の方の数と同じ、19009個のビーズを使い、3・1・1の配列でつくられたものです。
〜私達が生きる【今】は、誰かが生きたかった【今】です。
  命と向き合い、失われた命の大きさを、
   【生きる】ということの尊さを、感じましょう。〜
そんな想いが詰まったこのブレスレットもまた、途中苦しくて辛かった時に、僕の背中を押してくれました。
最高の大会に、最高の仲間と、こうして参加できたことを本当に感謝しています。関係者の皆さん、気仙沼大島の皆さん、本当にありがとうございました。

実は、娘の運動会と重なっていたのですが、きっと娘も理解してくれていると思います。(苦笑)

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