あっと言う間にお盆も終わりですね。
みなさんは今年のお盆はどこでどんな風に過ごされたのでしょうか?
楽しめましたでしょうか?
基本、カレンダー通りのマテリアルワールドでしたが、僕も少々オフモード。15日には、家族で11月末で千秋楽のあの『ブルーマン』を見てきました。
というのも、この日だけは、Kidsを対象に素顔のブルーマンとワークショップというイベントがあり、抽選で娘二人も参加出来ることになったからです。とても貴重な経験ができるということで、あまり乗り気でない娘二人を説得して行ってきました。(苦笑)
ワークショップはマスクをつけて、顔の表情が分からないようにして、体の動きだけで気持ちを表したり、コミュニケーションするというものです。
これは普段ブルーマンがしているレッスン方法の一つとのこと。
確かに、表情や言葉を使わずに、体の動きだけで表現するというのは結構難しいものです。
でも子供たちはイキイキと楽しそうに体を動かしていました。
普段気がつかないのものですが、表情というのはとても多くのことを語っている、発信しているということだと思います。
そんなことをこのワークショップを見ていて感じたのですが、いつもの癖で、建築に置き換えたらどうだろう?と考えていました。
たとえば、建築で言うなら、「表情」とは、仕上げ材のことだと思います。
素材選び、色選び、明るさなど、直接的に目に飛び込んでくるものです。
一方で、そうした仕上げを一切取り除いた「空間」を構成する要素、広さ、高さ、幅、奥行き、連続性、その他いわゆる『間取り』の計画が“体”に相当する部分だと思うのです。
優れたパントマイムのパフォーマーは体の動きだけで伝えることができる。
優れた建築も、仕上げの要素によらずその空間構成だけで魅力を伝えることができる。
例えば、安藤忠雄さんの設計はいつも無彩色。
冷たいコンクリート打ち放しが主体で、ほとんど華美な仕上げは用いません。
圧倒的な迫力と、構成力で迫ってくるのは、こて先の仕上げ材に依存していないからこそ。
日本のみならず、世界的に評価が高いのは、建築を説明する言葉が要らないほど、「空間」そのものが語っているからなのかもしれません。
これは、建築の仕上げ材を扱うマテリアルワールドにとっては、少々頭の痛い話でもあります。(笑)
究極の建築美の表現世界には、仕上げ材が不要?!かもだからです。
でも、無彩色の空間ばかりだったら、ちょっと怖いですよね。
街中、ブルーマンだったら怖いのと一緒で…。
(と、言い聞かせています)
建築デザインの「本質」を知り、その上でプラスαとして建築の表情を豊かにする仕上げ材の大切さもあるはず。
ユニークでオンリーワンなアイテムを提供する、マテリアルワールドとしての役割をこれからも極めて行きたいと思います。
シニカルで、バカバカしくて、斬新で、大笑い出来て、客席一体型の一流パフォーマンスイベント。
そんなブルーマンショー、気になる方はチェックされてみては?
『Blue Man Group』
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Smile & Thanks 2009
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わたしたちマテリアルワールドは、
20年後も色褪せない世界中のユニークでオンリーワンな
一流建築資材を提供する会社です。
2015年までに20カ国、100アイテムの取扱いを
目指しています。
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