アカデミックな一日

今日は久しぶりにアカデミックな一日でした。
午前中、大成建設設計部の方とのアポイントがあり新宿へ。打ち合わせの後そのままギャラリー大成にてコルビジェ展を見ました。
コルビジェといえば、大学時代に初めてパースの作図課題及び模型製作課題としてサヴォア邸がテーマだったのを覚えています。
1929年頃の作品にも関わらず、今でもまったく古さを感じさせず、これから先もきっと古く感じることはないであろうその作品は、非常に静的なものなのに秘めたるデザインのパワーはスゴ過ぎます。
サヴォア邸の魅力をここで語り出すと超大作になってしまうのでやめておきますが、それ以外にもLC2、シェーズロングというソファはきっと僕がおじいちゃん?と呼ばれている頃でもきっと輝きを放っているものと思います。
余談ですが、センタービルの横で建設中の某ビル、やっぱりドン引きします…。コルビジェが80年たっても変わらぬ魅力があるというのに、このビルの10年後すら完成前から心配。僕ごときが全く余計なお世話ですが…。
かわって午後は建設フォーラム2007へ。
安藤忠雄さんの基調講演、エドワード鈴木さん、手塚貴晴さんの照明をテーマとしたセッションを聞いてきました。
安藤さんの講演はもう何度も聞いていますが、どんどん手がけるプロジェクトが凄くなっている気がします。きっとこのままいくと日本で最も偉大な建築家として世界中で教科書に出てくるであろう人になりそうな勢いすら感じます。
その一方でパーソナルな安藤さんはとても気さくで、まったく大先生的な印象が無いのが魅力です。
現在、2016年の東京オリンピック誘致のためのグランドマスタープランを担当されていますが、電柱の地中埋設化、学校のグランドの芝生化などを進められており、うれしい限りです。
「海の森募金」というゴミ埋立地を緑化しようというプロジェクトを立ち上げられており、早速その主旨に賛同して募金してきました。
このプロジェクトの応援団長はU2ボーカルのBONOさん。スティーブジョブズさんら海外からも賛同を受けているものだそうです。皆さんも東京から世界へ発信する「自然と共に生きる」に参加されてはどうでしょう?
エドワード鈴木さんは当社のオフィスがあるプラザミカドビルを設計されたということもあって、またテーマが住宅の照明ということだったのでぜひ聞きたいと思っていました。
印象に残った言葉として、
「幸せのバロメーターは日々の小さな感動の積み重ねである」 
「住宅こそ世界で最も居心地のいい場所であるべき」
「インターフェイスとして縁側、借景、障子、簾、格子などが重要な要素」「行燈、囲炉裏、そうした昔の日本の良さが質の高い灯りを空間をつくる」
などなど。
そのルックスからはちょっとギャップともとれるくらい、日本の伝統的な建築の良さをもっと上手に使おうという提案には素直に共感出来ました。
そして手塚貴晴さんも一度お話を聞いてみたかった建築家。このブログでも設計されたフジ幼稚園の良さは触れていますけど、想像通りすごくシンプルだけど捉えているポイントがとっても的を突いていて共感出来ます。
「ライトアップは建築を照らすが人は消えてしまう。照明や建築が主人公なのでなく、人間こそ主役であるべき」
「子供に光を教えよう」
「空間のあり方、使い方と一緒に照明を考えるべき。蛍光灯、白熱灯どちらが単純に良い、悪いでない」
「明るい暗い、寒い暑いなどは感じ方の問題」
「外部から切り取られた空間で計測した数値で明るさを評価するのは意味がない」
などなど。
今日は収穫多かったです。目黒雅叙園も凄かったし。
いやー、時々こうして時間を割いてでも勉強するというのは大切ですね。
明日は午後からジャパンホームショー。お客様との打ち合わせも兼ねていますが、マテリアルワールドにとっては大切な情報収集の機会です。決して仕事しないで遊んでいる訳ではありません。(笑)
みなさんもぜひ外へ出て、時々は感性を刺激してあげましょう!

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