艶ありvs艶なし

健康な人というのは、年齢に関わらず髪もツヤツヤしていて「天使の輪」ができていますし、肌もハリがあってツヤツヤしていますよね。
うるおいのある口紅、ポマードの効いたリーゼント(笑)、エナメル仕上げの靴や鞄、新車のボディ、サテン生地、鏡面仕上げのステンレス、金箔、磨いた石、ワックスのかかったフローリング、銀食器、有田焼、…など。
人に限らず、一般的には艶がある方がポジティブな捉え方を出来る傾向があると思います。
一方、
艶がないからカッコイイものと言えば…
薪ストーブ、素焼きのレンガ、南部鉄瓶、ロートアイアン、和紙、漆喰、緑青の効いた銅板、ジッポのライター、バックスキンの小物、生成素材…など。
建築の世界、資材の世界でも仕上げ材の最終的な処理として、『艶あり』にするのか、『艶なし』にするのかという選択肢があります。
同じ素材であっても、この艶をどうするかで全くと言っていいほど印象が違ってきます。そういう意味では艶も非常に重要なデザイン要素であると言えます。
艶の多くは塗料により調整されることが多いのですが、対象となる素材も木材、プラスチック、革、タイルなど、多岐に渡ります。
石、ステンレスなどはその表面の磨き処理などで艶の有無を調整したりもします。
艶なしを選択するという行為は、日本語でいうなら「ワビ、サビ」の世界に通じるものがあるような気がしています。あえてそうしない、飾らない、そんなニュアンスの時に艶なしを選択することが多いように思うからです。
なんとなくですが、男性の方がそれを好む傾向が強い気がします。女性の方はやっぱり艶のある、華やかな方を好まれる機会が多いのでは?
この「ワビ、サビ」に呼応する英語を考えたのですが、「アンティーク」「ラスティック」という単語ぐらいしかパッと思い浮かびません。
ちなみに、僕の使っている辞書で「わび」はeregant rusticity、「さび」を調べたらdeep mysterious beautyとありました。確かに!!(笑)
でも、もし「アンティーク」としての仕上がりをその言葉のイメージから連想すると、僕の中では必ずしも艶なしではなく、むしろ時間の経過と共に出てくる艶あり、光沢あり方になります。
言葉というのは難しいものですね。日本語は奥が深いです。
さて、
みなさんはどっちが好きですか?

光沢で光を楽しむTOKYOジャケット

艶を抑えた渋さが質感を語ってくれるシエナスタイル

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