地震、豪雨水害、そして猛暑…。
気づけは、日本はとても住みにくい場所になってきてしまっているような、そんな気がします。
今回の豪雨災害で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
自然災害。
これからも私たちがずっとつきあっていかなくてはならないもの。
想い起すのはやはり東北の震災。
自分に出来ることはなんだろう?と考えた末、TVニュースで見た電気のない避難所で電池で充電した携帯の画面のあかりを頼りにしている、そんな状況に少しでも役に立てて欲しくて、仙台市へソーラーブリックを100台寄付しました。
実際に、どんな風に使ってもらえたのかまではわからないものの、後に仙台市から感謝状を頂いたことで無駄ではなかったのかなと胸を撫でおろしたことを覚えています。
ソーラーブリックは、エクステリア照明デザイン、ランドスケープデザインのための、あくまで景観美化の為の照明器具です。
電気配線を必要とせず、また水にも強いことから簡単には破損せず、長く使ってもらえる便利なアイテムです。
本来は人を楽しませる、喜ばせる、そんな空間づくりに役立つアイテムなのですが、
災害が発生したとき、ライフライン(電気)が使えないとき、もしかしてこうした製品が何かの助けになることもあるのかな、とそんな風に思うようににもなりました。
例えば、名古屋のURさんの団地では、消防用の活動空地を示す為の明かりとして採用されています。
普段はカラフルな景観照明としての役割ですが、消防用の活動空地を示すものとして使われています。
万が一の時に、夜間電気がダウンしていても、太陽光で充電されていれば、この小さな光が役にたつことがあるかもしれません。
住宅レベルでも同じです。
真っ暗になってしまう状態と、玄関やテラスに小さくても光がある状態。
何かを照らすという物理的なことよりも、非常時の心細い心理的な部分で光が救ってくれるかもしれません。
非常用の製品ではありませんが、そんな時でも、このソーラーブリックが何かの助けになるのなら、こんなにうれしいことはありません。