コーヒーかすを主原料とした二丁掛サイズのスライスブリック「ジャマイカンクラシック」。コーヒーの香り漂う建築資材という、とてもユニークな存在。
僕自身、マニアなコーヒー通とまではいきませんが、世界中を旅する中で、これまで沢山コーヒーを飲みながら、いつもコーヒーを淹れた後の豆がもったいないなと感じていました。
何故なら、コーヒー豆にはものすごい手間がかかっているからです。栽培だって、険しい山岳地帯の方が美味しい豆が育つことが多く、収穫も手作業で行われていたりします。焙煎一つとっても職人技が活かされ、あれやこれやと研究されています。コーヒー豆を挽いたり、コーヒーを抽出する道具や方法だって多種多様。ご存知のように、バリスタというコーヒーを美味しく入れる技術を極めている方がいるくらいです。
今では世界で最もポピュラーなな飲み物になったコーヒー。
世界中で毎日廃棄されているコーヒーかすの量って、いったいどれくらいあるんだろう?よく分からないけど、きっとそれは膨大な量に違いない。
ものすごい手間がかかっているのに、簡単に捨ててしまうなんてもったいない!
そんな僕の想いが、製品化のきっかけです。
実は、ここに至るまで約3年以上、様々な角度でコーヒーのかすを使った建築資材の製品化の試行錯誤を重ねていました。
木材をコーヒーに漬け込んでみたり、煮込んでみたり、コーヒーのかすで木材を焼いてみたりと…。(笑)
どれも上手くいかず諦めかけていた時に、偶然にも「コーヒーかすを固まりにする技術」を持つサプライヤーとの出会いに恵まれて、ジャマイカンクラシックが誕生することになったのです。
そうして生まれたジャマイカンクラシックですが、動画が完成しました。
手間暇かけて出来た美味しいコーヒー、だからこそ、かすも捨てずに再利用したい。そんな想いが伝わったらうれしいです。