影さえもデザインしたい

今日はとてもいい天気だった関東地方です。
冬のすんだ空気に夕暮れ時の長い影がとても印象的でした。
よく子供の頃、学校からの帰り道で、行き交う車の影を踏まないように飛び越える遊びをしていたのは、影が長く歩道まで伸びるちょうどこの時期でした。
建築を考えるとき、日射や影というのは切り離せない重要な要素です。
日影といってその建物があらたにつくり出す近隣への影の範囲については制約があり、建物の高さや外壁の後退距離などに大きく関わってきます。
日射については、部屋面積に対する窓の大きさの基準があり、採光率として計算していきます。(建築関係の方、基本的すぎてごめんなさい)
今日のすんだ空と、先日工場から届いたシエナスタイルの写真から、「光や影を考えるとき、その建物がつくり出す影すらもデザイン出来たらいいな」とふと感じました。

どちらかと言えばネガティブな要素の影。
出来れば無い方がいい。
でも建物が建つ以上、影をつくらないというのは無理。
また、与えるだけでなく、その建物が近隣建物から受ける影もあります。
どうやっても影はあるわけです。だったら、その影に何か出来ないだろうか?簡単なことではないけれど、そんなことすら念頭においてデザインしたら何か面白いことが見えてくるかも知れませんよね。
例えば、日時計。
影の落ちる位置で時間が分かるあれです。
話がそれますが、僕の尊敬するランドスケープデザイン事務所アースケイプさんの名刺、日時計になっているんですよね。やることがイチイチおしゃれです!
ベーシックに行くなら影の形。
簡単そうですけど、影のデザインしている人ってそうそういないはずです。

影の発想とは異なりますが、光の取り入れ方を工夫するのはよくあります。
例えば、安藤忠雄さんの光の教会。十字架のスリットから差し込む光が計算しつくされています。
最近では中村拓志さんのLANVIN銀座も凄いですよね。柱状のアクリルを枠なしで鉄の壁にそのままいくつもはめ込んだ外壁がつくり出す店内は幻想的です。(造船技術を駆使しているとのことで、相当コストかかってそうですが…)
うーん、このネタ、書き始めたら尽きないです。
何かこのテーマのオススメ建築やランドスケープがあったら教えて下さいね。普段、影なんて意識しないと思いますが、週末街に出たら探してみて下さいね!

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