本物は長く大切に使うほど味がでる

みなさんの身のまわりのアイテムで一番古いもの、愛用品はなんでしょう?
それはどれくらい古いものですか?
100円ショップの登場もそうですが、便利な世の中になって、びっくりするくらい様々なものが安くなったということもあってか、どんどんと消費型の生活になり、壊れたものを修理したり、お手入れしながら使うということが減ってきているように思います。
家電製品なんかに至っては、直すよりも新品を買い直した方が機能も良くなって、修理費よりもずっと安すかったりする現状もそれを後押ししていると思います。今どき、家電を修理する人ってどれくらい居るんだろう?とさえ思ってしまいます。
(自分じゃ手入れできないほど複雑ということも影響していますが…。)
家電ではありませんが、きっとみなさんの携帯電話なんかも、歴代何代目?って感じだと思います。まだその商品が成熟していないからどんどんと新しいものが出るという点では、これはいささか致し方ない部分もあろうと思いますけど、消費スピードは格段に速くなっていると思うのです。
ちなみに僕の携帯電話はボーダフォン。このまま頑張って使い続けるとプレミア付くかな?ツーカーを使っている人には負けますけど。(笑)
建築資材においても便利になった反面、「長く使う・お手入れする」という光景は少なくなっているような気がします。
本来、『天然素材』の範疇にあるもの、つまり木、鉄、銅、革、石などはやはり長く使ってこそ出てくる良さを備えていると思うのです。
木材などは、新しい時はまだまだ仮の姿?で、長く使うことで初めていい“味”がでると思うのです。
最初からわざわざ風化した風合いに仕上げられたアンティーク調のアイテムが喜ばれるくらいですから、いかに何十年と経過した風合いに価値があるかが分かると思います。
古民家の解体された素材が重宝されたりするのもまさにそれですよね。
でも、それもきちんとお手入れをしてこそ。
下の写真は、マテリアルワールドの取扱アイテムの一つである、サンタフェクラシックのドア、築2年の物件でオイルフィニッシュのメンテナンスをした状況です。

お手入れ前

お手入れ後
艶がよみがえり、深みを取り戻しているのが分かります。
このサンタフェクラシック、すっごくいいドアなんですけど、違いが伝わるかな?
今、こうしたお手入れするに相応しいというか、それだけの意味があるアイテムはとっても少なくなりました。神社仏閣にはまだまだそうした精神も息づいていますけど、一般住宅ではほとんど見かけませんよね。大変貴重なアイテムになってしまいました。
前回、絶滅の危機に瀕している動植物たちの状況をEARTHという映画を通じて感じましたけど、建築資材においてもこうした天然素材、無垢材と言われるアイテムは日本の建築業界からは絶滅してしまう???かもしれませんね。
マテリアルワールドは世界から楽しい資材を集めて、みなさんに紹介していますが、サンタフェクラシック、トスカーナウェイ、シエナスタイル、マオリシェルなど、その多くはどれも『本物』と言える部分を兼ね備えています。つまり、お手入れすることで長く使ってもらえるもの、経年変化すらも楽しめるものたちです。痛みや傷、それすらも味になるようなもの。
そうした価値観が絶滅しないように、これからも微力ながら頑張ります。

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