たった1つの部品が商品全体の価値をも左右できる

小さな会社が目指すべきゴール、「会社のブランド化」。
マテリアルワールドでは2007年のお正月からずっとこのことを『スターブランド』と一緒に学び続けて、とても地味なステップではありますが、コツコツとその歩みをすすめてきています。もう丸5年になります。
“石の上にも3年”、“継続は力なり”と言いますが、一つの道をずっと進んでいると、なんとなくその会社のカラー、ポジションというのは業界の中で出来てくるものです。
これまで僕はずっと一人だったので、組織だって活動することが困難でしたが、昨年からチームにジョインした強力なメンバーのおかげで、今後に向けてますます「小さな会社のブランド化」の活動を強化していきたいと考えています。
そのブランド化に向けたセカンドステージともいえる2012年、まずは改めて自分たちの創り出す世界観、ブランドイメージを整理すべく、『スクラップブック(ボード)』を製作しました。
「〜世界中から楽しい資材集めました〜」のブランドスローガンに則した、会社としての対外的なブランドイメージの統一、トーン&マナーの統一を図る、社内での共通認識確認のツールとなります。



この1枚があることで、自分たちの世界観を常に確認し、ぶれることなく突き詰めていくことが可能になります。文章でなく、ビジュアル化するという作業はオススメです。
マテリアルワールドは、建築資材のセレクトショップ。
建築資材はどのアイテムも建築全体の部分を構成するパーツでしかありません。
でも、世の中には、その1つのパーツが商品全体の価値を向上させているものが沢山あります。
例えば、PCに入っているインテルのプロセッサー、車に搭載されているオーディオのボーズスピーカー、ライカのレンズを搭載したカメラ、スイス製のムーブメントが入った時計、スワロフスキーをつかったアクセサリー、というようにパーツブランドが商品全体のバリューアップに寄与しているものってありますよね。
「フューチャーリング○○○」とか「△△△標準搭載」というような形で。
建築の分野ではパーツのメーカー、ましてや商社的なところがフューチャーされるなんてことはほとんどありません。
逆にどこの製品であるかは情報をオープンにしない傾向があります。
稀に、便器、キッチン等で採用しているメーカー、または商品を売りにすることがある程度です。
マテリアルワールドはそこにチャレンジしていきたいです。
『マテリアルワールドのセレクトアイテムを標準採用!』ということが、「マテリアルワールドを採用するって、センスいいね!」と建築全体の価値上げにつながるようなブランド、ユーザーにとっても購買意思決定をも左右するくらいのブランド、そんな小さくても魅力的でオンリーワンなブランドを確立していきたいと思っています。

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