ブルーな気分のブルーな光

今日はちょっと問題提起です。
最近、街灯のあかりがブルーになってきているのをみなさんもご存じかもしれません。僕もニュースでは知っていました。ブルーの方が精神的に高揚しないので、犯罪防止に役に立つというデータから進められているものです。
ふーん、そんなものかなとちょっと他人ごとでした、昨日の夜まで。
が、昨日から最寄駅の自転車置場(ちなみに僕はいつも自宅から駅まで自転車です!)の照明がブルーになりました。

写真で伝わるかわかりませんが、僕はこれを遠くから気がついた瞬間絶句でした。「え、マジ?!なにこれ?」と思わず口をついて声に出ていました。なんとも言えない不気味なブルーの世界。確かに高揚はしません。子供達だったらおばけでも出てきそうな雰囲気にとても怖がるんじゃないかと思うくらいです。
これで本当に犯罪防止になるのか僕にはさっぱり見当がつきません。
昨日のセミナーで安藤忠雄さんがこれからの東京のグランドマスターを担当されて、世界に誇れる街づくりを進めていこうという、とてもいい話を聞いたその夜、犯罪防止という目的から街の景観が異様な風景にどんどん塗り替えられているという現実を知り、ショックでした。
確かに犯罪防止、重要です。人の命ほど大切なものはないですから。
でも、それにしてもそれが為の代償として街中がこのブルーな光に包まれたらどうでしょう?それってみんなにとって本当にハッピーな暮らしなのかな?
商店街、通学路、並木道、駐車場、その他様々なところでこのブルーが義務化されたらと思うと…想像するだけでちょっと、いやかなり怖いです。
犯罪の被害者になり易い女性のみなさんにとっては、この政策をどう感じられているのかぜひご意見がお聞きしてみたいところです。
みなさん、どう思われますか?

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