**エシカルな建材が生む、新しい空間のかたち。
― 素材の背景にある「物語」と「意志」を届けたい ―**
大量生産・大量消費の時代から、持続可能性と共感が重視される時代へ。
「エシカル(ethical)」という言葉が建築やインテリアの分野でも注目されるようになった今、素材を選ぶことは、単に空間をデザインする行為ではなく、“社会や未来をどう捉えるか”という意思表示にもなっています。
マテリアルワールドでは、素材の背景にあるストーリーや、手仕事のぬくもり、環境への配慮を大切にしながら、エシカルな建材を多数取り扱っています。
今回は、その中から4つの代表的な建材をご紹介します。
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■ テキサスショートキューブ
― 時を重ねたチークの記憶 ―
かつてどこかで建築の一部として使われていた、あるいは伐採現場で長く放置されていた、捨てられる運命にあったチーク材。
その古材を救い出し、綺麗にして、40mm角にカットし、市松模様に並べた仕上げ材が「テキサスショートキューブ」です。
新たな伐採をせず、すでに存在していた素材を再利用することで、環境負荷を抑えながらも、美しさや深みのある質感を実現。
一つひとつに個体差があるからこそ、空間に豊かな表情とストーリーが生まれます。
再利用 × 美意識――
それは“過去”と“未来”をつなぐエシカルな選択です。
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■ インディゴユナイテッド1969
― ジーンズの物語を空間へ ―
古着となったジーンズは、時に色褪せ、擦れ、破れながらも、その人の暮らしを映すように美しさを増していきます。
「インディゴユナイテッド1969」は、洋服としての使命を終えた廃棄予定の古着デニムを解体し、裁断し、木材に巻きつけてつくられた唯一無二のタイル。
職人の手作業でひとつずつ仕上げられるこの建材には、個体差という“魅力”があります。
廃棄物を価値に変える、まさにアップサイクルの好例です。
素材の背景にある物語を空間に取り込むことで、内装デザインはさらに深く、多層的な意味を帯びていくのです。
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■ セドナクリフ
― 地層のように、重なる時間 ―
アメリカ・セドナの大地を思わせるような、荒々しくも神秘的なテクスチャー。
「セドナクリフ」は、チーク古材を用い、職人の手で丁寧にハンドスクレイプ加工された内装用仕上げ材です。
規則正しい市松模様と、不規則で有機的な削り跡。
そのコントラストが生む立体感と陰影は、自然が生み出す地層のような奥行きを空間に与えます。
使い捨てではなく、時間を重ねた素材に、さらに人の手で新たな命を与える。
そこには、量産にはない美しさと、物語のある素材ならではの説得力があります。
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■ ブルックリンランドリール
― 美しさと機能性の、その先に ―
空間をすっきりと美しく保ちながら、機能性も妥協しない。
そんな暮らしの中の“エシカル”を提案するのが、収納式ランドリーベルト「ブルックリンランドリール」です。
防カビ・抗菌仕様のベルトにはハンガー用の穴があらかじめ空けられ、洗濯物がズレにくい設計に。
最長4mまで引き出せ、使わないときは壁にスッと収まる、スマートな仕様。
「長く使える」「環境に配慮されている」「見た目も美しい」――
この三拍子が揃った道具こそ、今の時代が求める“持続可能なプロダクト”なのかもしれません。
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■ 終わりに
「エシカルな建材」とは、決して“地味”でも“高価”でもなく、
「美しさの本質を見直すこと」
**「空間づくりに意思を込めること」**です。
マテリアルワールドでは、素材そのものの魅力だけでなく、そこにある物語や社会とのつながりにも目を向けて提案を続けていきます。
「何を使うか」ではなく、「なぜ、それを使うのか」。
あなたの空間が、その問いに応えるものでありますように…。







