ホテル業界に革命を起こしたと言えるACE HOTEL。
1999年にシアトルで誕生し、2006年にポートランド、2009年にニューヨークと広がっていきます。
今では、パナマやロンドンなど、全9か所に展開しています。
古い建物をリノベーションしホテルにする手法を得意として、その巧みな空間デザインは誰もが憧れるセンスに溢れています。
デザインのみならず、WIFIを無料開放し、ホテルのロビーを地域の人が集まれる場所として開放するスタイルは、その場所を地域のアイコン的な存在に昇華させています。今では当たり前のようなこのスタイルも、当時のホテル業界では考えらえない斬新なものでした。
僕は今、このブログをポートランドにあるACE HOTELで書いています。
今回、シアトル、ポートランドを巡っていますが、滞在はどちらもACE HOTEL。1号店と2号店を実際に体験しています。
どちらも、コージーなスタイルで、リノベーションや建築デザイン、あるいはヴィンテージ、インダストリアルデザインが好きな人にはたまらない場所です。逆に、サービス満点の豪華なホテルを好む人には向いていないスタイルです。
「細部まで、いちいちカッコイイ!」ついそんな言葉が漏れてしまうほど、感性を刺激されています。
ACE HOTEL SEATTLE
ACE HOTEL PORTLAND
今回、ACE HOTELに宿泊してとてもうれしかったことがあります。
それは、サブウェイタイルです。
ACE HOTEL PORTLANDの部屋でも、使われているサブウェイタイルのサイズが、150㎜×75㎜だったのです。
マテリアルワールドでも、サブウェイタイルの取扱いをスタートしていますが、数あるタイルの中でどのサイズのどんなものを選定しようか、かなり検討しました。どこでも手に入るサブウェイタイルを後発として参入するにあたり、最終的に行きついたのは最もベーシックで王道であろうというサイズの150㎜×75㎜のフラットなものでした。
この判断が間違っていなかったんだと、ACE HOTELのサブウェイタイルを見て、なんだかとてもうれしくなりました。
サブウェイタイルはその名の通り地下鉄で使われたタイルが起源と言われています。
マテリアルワールドとして扱うにあたり、「ベーシック」、「王道」、「定番中の定番」、そんな理由からニューヨーク地下鉄、メインターミナル駅になぞらえて「グランドセントラル」というネーミングで販売しています。
もちろん、ここで使われているタイルは製造元が異なるものですが、まったく一緒のサイズと質感。
ACE HOTELでは、大胆にもサブウェイタイルを床面に使っています。
シンプルで飾らないサブウェイタイル。
業界に革新を起こしたACE HOTEL で、サブウェイタイル「グランドセントラル」に対する想いが確信に変わりました。
価格もとてもリーズナブルで、DIYでも気軽に楽しめる「グランドセントラル」で、ぜひACE HOTELのような空間を創ってください!